2015年12月29日火曜日

本年度もありがとうございました。

今年中にやるべきことなのにまだ出来てないこともあり、年末らしくバタバタしている今日この頃ですが、いよいよ今年ももうすぐ終わりです。お越しいただいたゲストのみなさま、大変ありがとうございました。


今年のはじめに、今年はいろんな面でもう少し余裕を持ってやっていきたいなとの目標を持っていました。やはりというか、そんな狙い通りにはなかなかいきませんでしたが、大きな事件事故病気怪我不幸等もなく、ということはまあ個人的にはなかなかよい一年だったんじゃないかなと思います。


阿蘇ベースでも相変わらず連休以外は滅多に満室になることはありませんでしたが、それなりにたくさんのゲストさんにもご宿泊いただきまして、大変ありがたく思っております。


訪日外国人旅行者の増加が様々なメディアで報じられておりますが、それはやはり私共のところでも追い風として実感があります。山登り目的の方がほとんどである欧米系のゲストさんは実際のところ残念ながら以前より若干減っておりますが、それにも増してアジア系のゲストさんが2、3年前あたりから大きく増えており、今年はそれなりの噴火があり後半ガクンと落ちたものの、おかげさまでなんとかなってます。

アジア系のゲストさんは基本的にスーツケースで旅行される方が多いので、私共の名称も、“阿蘇ベースバックパッカーズ”というより、“阿蘇ベーススーツケーサーズ”と改名しないとそろそろ現実に即してないのではないかと心配になります。

近い将来、遠い目をしながら、「俺、昔バリバリのスーツケーサーだったんだよな…。」などと自分語りする人がでてきたり、旅行者の間で「あそこのスーケースゲー良かったよ。」というような会話をする時代になるのでしょうか(←そんなわけない)。




私共の冬期休業ももうすぐですので、気を抜くと気持ちがそっちのほうに飛びがちですが、あと少し気を抜かずにがんばります。それではみなさまよいお年を。

2015年12月12日土曜日

インド人と格闘家。

阿蘇ベースには世界のいろいろな国から旅行者においでいただいてますが、インド人のゲストさんは実際のところ滅多にいません。先日その大変珍しいインド人ゲストのSさんにお泊まりいただいた時にドミトリー同室の3泊もしてくれた日本人好青年Yさん、英語も話される方でしたのでそのインドの方ともよくお話されてました。

で、Yさんがあるとき半笑いで私にこう言いました。

「インド人ってめっちゃアグレッシブっすねえ!」

私は特にインド通というわけではないのですが、むかーーし3ヶ月半ほどインド旅行をしたことがありまして、Sさんのいかにもインド人的な曲者具合(←失礼。でも悪い人という意味ではないですよ)には当然気付いてましたので、「わかりますっ!」などとは言わなかったものの、同意の笑いを返しました。

どうやらおしゃべりしていて明日の予定の話になり、Yさんがレンタカーを借りて黒川温泉に行く予定を伝えたところのSさんの返しのひとことが、“俺も行けるよ。”だったとのこと。
「“俺も行けるよ。”ってどういうこと?って思いましたよ(笑)。」とはYさんの弁。おそらくですが、『I can go.』とか『I can go there with you.』などと言われたんじゃないかと思います。


コレ普通日本人ならだいたいこんな感じじゃないですか↓。


A「明日はどこ行くんスか?」
B「レンタカー借りて黒川温泉行くつもりなんですよ。」
A「えーっ、そうっスか。いいなあ。(などと行きたそうな雰囲気をそこはかとなく醸し出す)」
B「え、明日の予定は?」
A「まだナンも決めて無いんスよ。」
B「もしアレだったら、一緒に行きます?」
A「え、いいんスか?」
B「いいですよ。じゃあ一緒に行きましょう!」


これが、インド人のSさんになると、こんな感じになったようです(なんとなく大阪弁にしますが、特に気にしないでください)。

Sさん「じぶん、明日どこ行く予定なん?」
Yさん「レンタカー借りて黒川温泉行くつもりなんですよ。」
Sさん「ワイも行けるで。」
Yさん「えっ、じゃ、じゃあ一緒に行きます?」
Sさん「ええで。ほないこ。」


日本人の一般的な例とは許可を出す側が完全に逆になってます。流石はインド人。私には到底真似のできないその奔放さ、自信満々さには憧れすら抱いてしまいます。


帰ってきたYさんにおそるおそる「どうでしたか?」と聞いてみると、「なんだかんだで楽しかったですよ(ニコッ)。」となんだかんだでふたりで楽しんできたご様子。Sさんのチェックアウト時はふたり並んで記念撮影もしましたし、それなりに良い思い出になったようでひと安心しました。


ところでこの好青年Yさん、耳を見てそうじゃないかと思ったので聞いてみるとやはりプロの格闘家の方で、日本の格闘技メジャー団体で今年4戦4勝の注目株の選手でした。「今年は結構試合したんで、しばらく休もうと思ったんですけど来年の1月下旬にまた試合が決まっちゃいました。」とのことでお話を伺うと、格闘技ファンなら絶対知っているUFC経験者のビッグネームとの対戦がほぼ決まりそうとのことで、私もとてもびっくりしました。大変厳しい相手ですがチャンスと言えばチャンス。これに勝てばUFCの目にも留まるはずです。東京だけど見に行きたいなあ。がんばれYさん!今後も陰ながら熱烈応援してますよ!

2015年12月1日火曜日

サポートしっかりしてください。

12月に入りました。

噴火警戒レベルが2に下がって、祝、登山解禁!と思ったら一気に寒くなり、山登りにはしっかりした防寒対策、もしくは気合が必要な時期に入ってしまいました。気合だけではどうにもならないこともありますので山登りされる方はしっかりした防寒対策はしてきてください。


最近PCの調子が悪くなって、頻繁にフリーズしたり突然シャットダウンしたりしだしまして、メーカーサポートに電話したらウインドウズの再インストールをしてくださいと言われました。今までもさんざん調子悪くなったPCなので、何度もサポートに電話しており、ウインドウズの再インストールをしてください、と言われたのも1度や2度じゃありません。しかし、今まで頑なに再インストールまではせずになんとか使ってきましたが、購入して6年を過ぎ、サポート期間も終了しております。それでもとにかく無料でくれたアドバイスはやはりウインドウズの再インストールをしてくださいでした。


私はパソコン関係に決して明るくないので心配でしたが、もうここまできたら仕方ないと覚悟を決めて初のウインドウズ再インストールに挑戦しました。



…やっとこさ再インストールして復元作業などをあーでもないこーでもないとモタモタやっていると再びフリーズして私自身もフリーズしました。何かの間違いだろうとしばらく使いますが相変わらずたびたびフリーズしやがります。イヤイヤ、何か良く分からないけどやり方間違ったんだろうと、再度再インストールやり直ししました。今度は大丈夫かなとビクビク使いつつしばらくしたらまたフリーズ。やはりそうくるか…、と半分予想通りの結果ですが絶望感に包まれます。


こりゃ新しいの買わんといかんかな、と諦めかけましたが、最後の悪あがきとして少しググってみるとパソコントラブルをリーズナブルな料金で出張解決しますというところがあり、“ほとんどのパソコンは1~2万円の修理代金で直ります”と書いてあったので買う前にとりあえず一度診てもらおうかと思い電話すると今日これからすぐ伺いますとおっしゃる。


で、来ていただきましてその時も何か不安定な動きをしていたパソコンの診断を開始して数秒後(ホントに数秒)、この動きはおそらく…、とか言って本体を開けてある基盤(メモリでした)を引っこ抜き、まあまず8、9割これが原因ですね、と確信をもった口調で仰いました。その方によると、ウインドウズではメモリは8ギガも必要なく、4ギガで十分だそうで8ギガあったメモリを半分にして新しい部品を買うこともなく修理は終了。

それから4、5日程経ちますが、その後全くフリーズなどなくメモリが半分になったことで遅くなったなどというストレスも全く感じることもなく快調に動作しています。


…ウーム。さすがこの道20年のプロフェッショナル。そうやって必要以上に高性能にしてどんどん新しいものを買わせようとするんですよというようなことをおっしゃいました。なるほど、勉強になります。



しかしアレだ。メーカーサポートのトラブルシューティングフローチャート、全然間違っとるやないかい。だいたいいつもいつも『ウインドウズの再インストールをしてください。』までが速すぎんじゃい。

などとメーカーサポートには大いに不満があるのですが、後でメールされてきた『お客様満足度アンケートご協力のお願い』で評価を返さずにスルーするのは低評価された時のやるせない気持ちが分かる私の優しさなのです(なんのこっちゃ)。


今年も残すところあと一ヶ月。師も走る月ですのでみなさんもお忙しいでしょうが、ぼちぼちがんばっていきましょう。