2014年8月30日土曜日

ソウルのアガシと臨時ニュース。

日照不足がニュースになってるようですが、本当にうんざりするほど曇りや雨の日の多い8月でした。今週に入ってずいぶん落ち着きましたが、それまではいまいちパッとしない天候の中、たくさんのゲストさんに来ていただきまして誠にありがとうございました。ここ数日は9月を前にして朝晩は肌寒さを感じるほどで、今夏も川遊びする余裕が無く夏の終わりを迎えることに若干の心残りがないと言えばウソになりますが、少しの暇もなくくたくたになるまで仕事ばかりしていたと言えばウソになります。

少し前ですが、韓国から姪っ子たち(姉妹)が二人だけで遊びに来てました。ひとりは大学生になりまして“っ子”とつけるのも適当でない年頃、韓国語でアガシ(いわゆる“お嬢さん”という意味)にいつの間にかなっていたので、おっさんとしてはやはり少々気を使いました。曇り時々雨な日々が続く中、都会(ソウル)のイマドキの若者らしく一日中スマートフォンをいじくってるような日も多々ありましたが、一日だけちょっと晴れた日があったので山登りに連れて行きました。





ソウルのイマドキのお嬢さんたちだからなのか(どうも韓国では中学高校で部活動、特に運動部が日本に比べて盛んでないらしい)、特に高校生の妹、運動不足気味らしくバテるのが早い。



予定より1時間以上も余計にかかってやっと中岳まで登って昼ごはんのおにぎりを食べながら、ここからそんなに時間もかからないし折角なので高岳まで行く?と一応聞いたところ、『ノー!もう下りる。』とキッパリと力強い返答が。

男の子ならここまで来といてアホかとか言って無理やり連れていくかもしれませんが、女の子なので、はいはい、分かりました、と従います。

ソウルのイマドキのお嬢さんたちにはまだ阿蘇の魅力を十分理解するにはヒヨッコ過ぎたようですが、、まあこういったしんどい経験をひとつひとつ重ねながら大人の階段を上っていくのでしょう。


それに今回の阿蘇ベース滞在中には、自分達二人だけで青春18切符で長崎や、また由布院にも行かせました。やはり初めての個人旅行らしく、長崎行きの前はずいぶんドキドキワクワクしてたみたいで、多少迷ったりもしたようですが、忘れられない個人旅行デビュー戦になったようで大変良かったなと思ってます。本人たちはこの経験からずいぶん自信がついたようで、次回はバックパックで(スーツケースでなく)来ますよー、とバックパッカーデビュー宣言をして韓国へ帰って行きました。


とここで臨時ニュースが入ってきました。




火口噴火レベル2へ引き上げです(今回の山登り時の写真↑)。ずいぶん前から火口が干上がってましたもんね(21年ぶりだそうです)。火口周辺1KMの立入禁止です。残念ですが仕方ありません。早めのレベルダウンを阿蘇の麓からお祈りしています…。






2014年8月21日木曜日

坊中地蔵祭りのお知らせ。


今年の夏は雨が多いです。8月に入ってから週間天気予報を見ると、思わず梅雨じゃんとボヤいてしまうほど大概雨と曇りのマークしかなく、たまにはカラッと晴れてくれないかとうんざりします。

そんななかでもお盆休みにはたくさんのゲストさんに来ていただきました。今回は阿蘇の100%本気の景色が見れなかったかもしれませんが、またいつか再訪していただけたらと思います。


そしてお知らせですが23日、24日は阿蘇ベースから歩いてすぐの場所で『坊中地蔵祭り』が3年ぶりに大々的に開催されます。去年おととしは何か諸事情で若干こぢんまりと開催してましたが、今年はまたかなり大掛かりにやるそうです。


ローカルなお祭りではありますが、熊本では有名なタレントさんも来ますし、音楽のステージもありますし、大変面白いお祭りになると思いますので、興味のある方はもちろん、行けないこともないけどどうしよっかなー、という方も、迷ったらGo!です。

このお祭り目当ての方も多そうですが、有り難いことに阿蘇ベースでは23日はほぼ予約でいっぱいです(少しは残ってます)。24日はまだまだたくさん空いてます。

2014年8月1日金曜日

ドロップ。


延長して3泊してくれた日本語が大変上手なオランダのレンテさん。チェックアウトの時にオランダの真っ黒いお菓子をくれました。






まずはにおいをかいでみると、以前日本でないどこかで嗅いだ事のあるような気もする、食べてみたいという気持ちを落ち着かせる独特の香りがあります。かじってみるとなかなか馴染みの薄いインパクトのある風味が口いっぱいに広がります。

私は大概好き嫌いなく、キュウリ以外は何でも食べますが(キューちゃんは可)、これは一切れ食べ切ることは出来ませんでした。罰ゲームとして使えるポテンシャルすら感じてしまいました。

後日オランダ人のジェレミーさんに聞いてみると、これは通称“DROP”と呼ばれているオランダでは非常にポピュラーなお菓子らしく、彼曰く、『まあ、あなたがおいしくないというのはよぉぉ~く分かるけどね。僕も好きだし、ウチのお父さんなんか毎日食べてるよ。(意訳)』とのこと。

なるほど。日本で言うと納豆、オーストラリアで言うとベジマイト的なポジションと言って間違いないでしょう。



『A piece of cake.』 という英語表現があります。“ケーキを一切れ食べるくらい”簡単という意味で、『It's a piece of cake.』と言ったら日本語的には「朝飯前さ。」とか、「楽勝!」とか、「余裕のよっちゃんだね(←少なくともここ10年は聞いたことが無い)。」とかそのような意味になります。

つまり、『It's a piece of drop.』と言ったら、大変な困難な課題、ミッションベリーディフィカルト。申し訳なさそうな顔で、手刀を顔の前でヒラヒラさせながらムリムリって言う感じの意味になるでしょうか。



しかしながら、このような大変めずらしい味を経験させてくれて大変有り難く思っています。先程再挑戦としてまたひと齧りしてみましたが、ふた齧り目はまた明日にします。本気で一切れ一気に食べ切る為には、私としては1食抜いて体調を整えてからの挑戦にしたいと思います。

まだまだ残ってますので、『A piece of drop』に挑戦したい方は阿蘇ベースまでぜひ声をかけてください。