2013年11月7日木曜日

4周年。5年目に入りました。

阿蘇ベース、無事に4周年を迎えることが出来ました。今までにご宿泊いただいた皆さま、何度も宿泊していただいているリピータの皆さま、阿蘇ベースを様々なかたち支えてくれた皆さまのおかげです。
ありがとうございました!

丸4年といったら小学校1年生のくりくり坊主が多少色気づく5年生になるところですので、相当長い時間には違いありませんが、とても自分の小学校時代の4年間と同じ時間が流れたとは到底思えないほど、振り返ってみるととにかくあっという間でした。

アインシュタインは相対性理論の説明に冗談めかしてこう言ったそうです。

When a man sits with a pretty girl for an hour, it seems like a minute.
But let him sit on a hot stove for a minute - and it's longer than any hour.
That's relativity.
(熱いストーブの上に一分間座ってみてください。まるで一時間ぐらいに感じられるでしょう。ところがかわいい女の子と一緒に一時間座っていても、一分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性というものです。)

ということはこの4年間はとても楽しかったからあっという間だったということになるのでしょうか?楽しいこともたくさんありましたが、楽しかったからあっという間だったとは少し違う気がします。



話は少し飛びますが、私が20代中盤に差し掛かったその昔、たしかアリススプリングスのバスターミナルで3日間なにをするでもなく野宿していてすっかりコキタナくなっていた日本人の旅人と何かのはずみでこんな話をしたことがありました。

「年を取ると時間が経つのが子供のころに比べると早くなるでしょう?」
うん、なるなる。
「なんでか分かります?」
えー、なんでだろ?


彼は以前、何故か気持ちがよくなる不思議な煙を喫っているときに、そのことに関してふと“悟った”そうで、



「僕ね、その時悟ったんですよ…。」

新型ipadの発表会みたいにもったいぶって彼は言いました。



「…慣れてしまうからですよ。」


フリが大きすぎて期待値が上がっていた私の心には(フーン、まあそれはそうか。)くらいにしか響きませんでしたが、そこは同じ旅人として3日間も野宿をしている彼に敬意を表して割り増しで感心してあげたのでした。


しかし十数年経ってもはっきり覚えてるってことはそれなりにインパクトのある話だったのでしょう。子供のころは何をするにも新鮮な驚きや学びがあり、毎日毎日が“濃い”ので1年1年が長く感じるという説明はなんとなく納得出来ます。

ただこの阿蘇ベースが始まってからの4年間も接客業未経験、自営業初めての私にとっては慣れていないことの連続でした。それにしては振り返ってみると、何故かどうしても、『もう4年も経ったのか。早っっ!』と感じてしまいます。

なのでこのスピード感は『慣れてしまうから』の1点だけでは説明がつかない気がします。不思議な煙の力を借りたお手軽な悟りのこれが限界でしょう。

とにかくおっさんになると時の過ぎ去るのはなにをしていても早い気がするので、時間を大切に使うことを心掛けようと自省を込めつつ改めて思います。



…と何の話だったか自分でもよく分からなくなってますが、着地点を決めずに書き始めているのでよくこういうことになります。ご勘弁ください。


とにかくとにかく。阿蘇ベース、5年目に入りました。これからもゆっくりでしょうが、ぼちぼち、じわじわと手を加えて進化させていこうと思ってますので今後ともどうぞよろしくお願い致します!

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