2013年7月30日火曜日

こーの?

気象庁は再梅雨入りを宣言すべきではないかと思うくらい、降ったりやんだり、ゲストさん達はもちろん私達にとっても恨めしい天気が続いているここのところの阿蘇です。昨日もイギリスのゲストさんがウォータープルーフ(穴あき)のかばんを持って山歩きに行ったとき、いつの間にかかばんが水筒代わりになっていて中に入れておいたカメラとアイフォンが水没死してしまったというかわいそうな出来事がありました(両方とも保証期間内でなんとかなったそうです)。

要するにそのくらい降るときはスコールのように激しく降ります。夏休みだぞ、海だ!山だ!川だ!だぞ!大概にせーよ、と思います。


そんななか阿蘇ベースでは地味~にすこしすこし変化させています。本日も実はあるモノを新しく変えました。以前ウチに宿泊されたことのある方はどこが変わったか探してみてください。この変化に気がついた方は大変鋭い洞察力をお持ちです。阿蘇ベースアハ体験をどうぞ。



そういえばこないだ電気工事の業者さんに来てもらってある工事をしたのですが、あっちの部屋からこっちの部屋に電線を通して引っ張ったりするときあっちとこっちで掛け声をかけていました。

それを聞いていた熊本出身ヘルパーのTさんが言いました。

「ウチのお父さんも、“こーの”って言う。」


“へ?”と思い、意識をそちらの作業に向けてみると、

確かに言っています。

「こぉーのっ!こぉーのっ!」


『イヤそれは“こーの”じゃあありませんよ、“せーの”って言うんですよ。』などと講釈垂れたくなるくらい全国的に当然“せーの”だと思っていたのですが、熊本弁なのでしょうか?うーむ。

2013年7月19日金曜日

初川泳ぎ。



さほど多くもなかったゲストのみなさんのチェックアウトが予想外に早かった本日、気合いを入れて掃除をササッと終わらせて2年ぶりにシークレットな川へ行ってきました。

昨年の豪雨災害以降行っていなかったので様子が変わってないか心配していましたが、水は綺麗でした。しかし前に来た時と比べると水量がずいぶん少なかったです。



もう少し奥のほうへ進んだら、また結構鼻息の荒くなりそうな魅惑の水遊び場を見つけました。もっと上流へ進んだらきっとまだまだ楽しいところがあるでしょう。しかし4時までに帰らないといけないので時間切れ。







とにかく今年初川泳ぎ。最初で最後にならないことを願いますが、それなりに予約も入ってますのでまあ一度でもここに来れたことはラッキーだと思うことにしましょう。



ここ行ってみたい、という方は阿蘇ベースまでどうぞ。

2013年7月11日木曜日

夏なのに。

梅雨が明けたと思ったら、いきなり真夏みたいですね。気象庁HPの気温一覧表で本日の最高気温見たら、熊本のほとんどの観測地点で“今年最高”及び該当旬という項目では“最も暑い時期を上回る”になってました。もちろん阿蘇でも今年最高。『今年最高』と言っても『今年は最高だぜ、イエーイ!』という意味ではなさそうなので注意が必要ですが、涼しいと思われがちな阿蘇でも川で泳ぎたくなる暑さです。


こう暑いのに、なぜかこんなのいました↓。




撮影は2日前でしたが、え、オマエ今なの?と思いました。実は裏をかいてミーンミーンとか鳴くんじゃないかとしばらく観察しましたが、無言のままプイッと飛び去ってしまいました。


2013年7月8日月曜日

本当の阿蘇。


先日、BS-TBSの『日本の名峰絶景探訪』という番組で阿蘇を取りあげていたので録画しておいて昨日見ました。

阿蘇出身だという女優の甲斐まり恵さん(←今後秘かに応援します)が阿蘇五岳の根子岳以外を登山されてました。


以下番組HPからの引用です。


“草を食む牛や馬のどかな草原の風景から、ほとんど人の手が入っていない険しい岩場の急登、そして、月面を思わせる荒涼とした砂漠、九州の名峰を一望する大パノラマまで、変化に富んだ表情を持つ「本当の阿蘇」を求め、山を登る。”


うーむ、『本当の阿蘇』かぁ。



もちろん阿蘇の楽しみ方は人それぞれですが、観光で来られる皆さんに、出来れば阿蘇のこういうところを見て、体感していってほしい、と私が思うようなところをこれでもかというくらい重々しい雰囲気で紹介されていました。


この番組で甲斐さんとガイドの方は仙酔峡尾根から高岳へ登り、高岳のミヤマキリシマが咲き誇る絶景を見た後、火口東側の登山道に降りていってそこから火口を望んでいました。

この場所からの眺めも絶景ですが、実際のところ火口の底は見えません。ガイドの方と甲斐さんがスゴイですねーとかなんとか感想をおしゃべりしているとき、画面は火口内部が一番よく見えるロープウェイ側、火口南側から撮った映像を、さも今この映像をふたりで見ながらしゃべっているかのごとく被せていました。軽ーーく、ごまかしてます。

しかしはっきり言ってそのごまかしたい気持ち、分かります。

この番組のコンセプトに沿った大昔からの信仰の対象である霊山、神秘の活火山である阿蘇にロープウェイとか似合わないですからね。火口すぐ横の駐車場とか、お土産売り場とか、大勢の団体観光客さんの記念撮影とかこういった自然派ドキュメンタリー番組には似合わないですからね。

烏帽子岳へ向かう場面でも、画面では山奥の大草原をひとり歩いているように見えるけれど、その後ろには大きな有料駐車場と人工建造物群があるんだけどねえ、と若干冷めたツッコミをしながら見ていました。




本当の阿蘇って…?



実際の阿蘇は…?



阿蘇も入山料1000円取ったって全く恥ずかしくない(年間パス3、4千円程度にしてほしいけれど)、富士山にも負けないポテンシャルがあると個人的には思ってますが、この番組を見て阿蘇に来た人が実際に来てみてがっかりされないだろうか、とちょっとだけ心配です。

2013年7月7日日曜日

外出しました。


予約が無かったので、ひと晩宿を閉めて外出してきました。

阿蘇からそう遠くない観光地です。ブレブレですが、さてどこでしょう↓?




ぽく、ぽく…(←しつこい)。








正解は湯布院。

それほど遠くないけれど前回行ったのはもう8年前くらいです。このお店もあのコロッケ屋さんもまだあるじゃん、と良くも悪くも思ったより全然変わっていないように感じました。「そのころとはだいぶ変わったでしょ。」と湯布院在住の方には言われたのですが、私達にはよく分かりませんでした。

月日のたつのは早いなあと感じはじめたのが20代のアタマ頃だったかと思いますが、こうして以前行ったところが何年ぶりとかあらためて数えてみると、やはり思ったよりも早いので軽い衝撃を受けます(←たぶんおっさん特有の心理)。

とにかく有り難く休ませていただきました。ほぐれました。これで来年の冬まで休むつもりはありませんが、今回のように予約状況により臨時に、強制的に休みになる可能性はあります。寂しさとうれしさが入り混じる複雑な心境になります。

2013年7月4日木曜日

明日、休館します。

今年の梅雨は雨が少ないなあなんて少し前まで思っていたのですが、昨日今日と非常に激しい雨が降り、昨年7月の水害のことが脳裏をかすめた方も多かったのではないかと思います。電車も一時動かなかったようですが、しばらくして復旧し、昨晩チェックインのゲストさんは少し遅れましたが無事阿蘇ベースまで辿り着かれました。



しかしながら梅雨真っ只中のいかにも梅雨らしいこの時期、まあ毎年のことですが旅行者の動きは実に緩慢で、阿蘇まで足を伸ばしてくれる方はやはり少なく、6月はなんとか細々とゲストさんが毎日続けて来てくれましたが、ついに明日、本日夕方まで予約ゼロでしたので休館することに決めました。

というわけで、明日7月5日は阿蘇ベース休館します。ひと晩だけです。



最近外出てねーなー、閉じこもってんなー、これじゃーいかんなーと反省気味のひきこもり系アウトドア派の私。


海でも行こうか、雨が降りそうな日に。

まったくのアホウみたいに。



さて。