2013年12月27日金曜日

ヘルパーMさん旅立ち。

1ヶ月半ほど阿蘇ベースをヘルパーとして支えてくれたMさんが先日旅立っていきました。

彼女は高校の教員をたしか8年間も勤めた元教師で、生徒指導部が似合う熱血漢(漢?)タイプに見受けられましたが、実際生徒指導部だったそうで妙に納得してしまいました。女子サッカー部の顧問もしていたそうですが、彼女なら、「ワタシはこれからお前たちを殴る。」という場面も想像しやすいです。未だに生徒からたまに電話がかかってくるらしく、厳しい中にも優しさのある、おそらく人気者先生だったんじゃないかと思います。


旅立ちの時、思いがけずウルルン滞在記のような展開になりびっくりしましたが、スクールウォーズの副題も〜泣き虫先生の7年戦争〜になっていることですし、多分彼女は卒業式などでもうるうるしていたんじゃないかと勝手に想像してしまいました。


見送るほうとしては寂しい気持ちになりますが、来年は長いこと温めていた欧州滞在計画を実行に移すようですし、まだまだこれからが彼女の旅の本番だろうと思います。英語はすでになかなか上手な彼女ですが、阿蘇ベース滞在中もフランス語とイタリア語を並行して一生懸命勉強していたがんばり屋さんでもありました。

旅の途中で阿蘇ベースを選んでくれてどうもありがとう。私達は特に何もしてませんが、ここで少しでもよい思い出を作ってくれたのなら幸いです。Keep on travelin' !




というわけで、阿蘇ベースでは冬季休業明けの来年の2月後半からのヘルパーさんは休業中も常時募集しています。興味のある方はちょっとした質問でもいいのでどうぞお気軽にご連絡ください。
やってみたいという方は下記項目記載の上まずメールで(asobase@aso-backpackers.com)ご応募ください。お待ちしてまーす。

1.お名前
2.希望期間
3.年齢
4.電話番号
5.志望動機・自己紹介



お知らせ。

本日12月27日、阿蘇中岳の噴火警戒レベルが「平常」の1から、「火口周辺規制」の2に引き上げられました。えーまたぁ?と思いましたがこればっかりは仕方ありません。火口から半径1kmは立ち入り禁止なので、残念ながら火口内部が見下ろせる場所には入れませんが、雪景色の阿蘇の美しさはそれでも堪能できます。前回は9月後半から始まり、2週間とちょっとでレベル1に戻りましたが今回は一体どうなるでしょうか…。


とにかくみなさまよいお年を。

2013年12月20日金曜日

冬はとにかく温泉です。


細々~~と、ゲストさんに来ていただいていた12月の阿蘇ベースでしたが、ここにきてついに力尽きましたので、現在ヘルパーさんとしてばりばり手伝ってもらっている元高校教師生徒指導部Mさんを引き連れて温泉に行ってきてしまいました。雪景色露天となり贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

とある女性風呂↓(私が撮ったんじゃありませんので悪しからず)。




というわけで、阿蘇に移り住んで良かったことはたくさんあるのですが、寒くなると特にしみじみよかったなあと思うことは温泉がたくさんあることです。阿蘇ベースから徒歩2分で夢の湯さんという素敵な温泉もありますが、車でちょっと足を伸ばせば他にもバラエティに富んだたくさんの温泉があります。

阿蘇の広いエリアにまたがる120もの温泉施設が参画して毎年開催されている湯ごもりキャンペーンという大変お得なキャンペーンもやっていますし、阿蘇の冬の楽しみ方の筆頭に挙げられるのは温泉巡りでしょう。私達もこのキャンペーンのチケットを毎年購入してますが、1500円で5枚、つまりいち温泉施設300円で温泉のハシゴが出来ます。



『う゛~寒ぅ~。寒いからちょっと温泉でも行くか。』

などという考えは以前私が住んだことのあるどこの場所でもありえません。温泉が身近にあるってスバラシイです。


奥さんにも、「こう、ちょっと車で走ったらいろんな温泉に入れるなんてどー思う?これはもうホントアナタ、とても幸せなことだからこの幸せにとにかく感謝しなさいよ。」と、アゴをわしっと掴んで無理矢理上下に動かすかのように阿蘇に住むシアワセを噛みしめさせていますので若干ウザがられている気配も感じますが、とにかく冬の阿蘇は温泉です。



ところでヘルパーMさんは当初の予定より2週間程延長してくれて、1ヶ月半以上手伝っていただきましたが、25日には帰省されます。そのあたりからは結構予約が入っておりますので、誰かこの年末年始にヘルパーしてくれる奇特な方はいないかなーと探してます。

遠い目をしながら「俺、2014年の正月は働いてたよ…。」などと将来気のある女性に呟けば、(他の人がお酒飲んでテレビ見て過ごすお正月まで働いてたなんて素敵♡)ということになりかねませんので、我こそはという方は是非ご連絡ください。

2013年12月7日土曜日

はく別荘2013。

今年も残すところあと1ヶ月を切りました、…という12月はじめのお決まり煽り文句で煽られて焦り気味の今日この頃ですが、阿蘇ベースでは12月らしく細々~とゲストさんに来ていただいております。

今年の内にアレとアレはせめてやっておかなきゃ、と考えているアレのひとつがこのはく(猫)別荘の屋根補修です。壊れた傘を利用して作ったリサイクル屋根なので早速穴があいてしまいました。屋根はとてもショボいですが、床暖房付きです。普段は私達の部屋の布団の上に乗ってきて寝るのに床暖房に電源を入れた日は去年と同じく帰ってきませんでした。はく情なやつですが可愛いので許します。



実はこのはく別荘は毎年毎年こっちのほうがいいんじゃないかと場所を変えておりまして今年は受付のすぐ横の窓の外に移動しました。床暖房の為に家の横に電源まで増設してしまいました。人間の子供は甘やかし過ぎない方がいいだろうと思いますし、キキ(ウチの犬)にはもう少し厳しくしたりしますが、猫なので甘やかしてもいいでしょう。窓を開けて手を伸ばせばすぐモフモフできる日々は快適です。




小中学校などでも教室の窓の外に猫の家を作ってエサでも置いておくのはどうでしょう。家なしノラ猫にとっては食住助かるし、子供達にとっては退屈な授業でも窓の外に猫が見えるなら退屈しないで済むし、尾崎豊も窓ガラスを割らないだろうし、いいことずくめかと思いますので是非どこかの学校で採用してほしいものです

2013年11月25日月曜日

ツリー出しました。



11月中からクリスマスツリーを飾りたて、クリスマスムードを演出するのは早すぎるんじゃないかと常々若干苦々しく思っているのですが、阿蘇ベースでも早くもクリスマスツリー出してしまいました。




『まだ早すぎる。12月からで十分。』と言う私と、『もう全然早くない。ホラ、あそこでもここでももう出してるじゃん。』という奥さんとあまり友好的とは言い難い話し合いの末、今回は私が折れてあげました。

去年は飾り付けが全然足りなかったと言うので今年はインターネットで見つけた星のオーナメントを仕入れて追加で飾り付けています。
『これ気に入った。去年から来年はこれを買おうと思ってた。』という奥さんと、『これが****円?こんなもん***円以上出して買うもんじゃない。費用対効果という言葉を知っているのか?***円ショップでも十分だ。』などと友好的とは言い難い話し合いの末、私が折れたのでした。

しかしBGMにクリスマスソングを混ぜるのは12月から。これは譲りません。


と、このように阿蘇ベースではポキポキと折れたり折られたりの友好的とは言い難い話し合いを重ねつつ少ーーしずつ進化しております。

2013年11月22日金曜日

冬は気を付ける。


下界から望む夕暮れ前の阿蘇。今日はいい天気でした。


上のほうはすでに白いです。真冬、というにはまだ早いですが、かなり寒くなってきました。先日も山の上のほうでは雪も降り、最高気温が0度以下の真冬日も記録しました。

今日みたいに天気のいい日にはまだまだ山登りも大丈夫ですが、悪天候の時は気を付けなければなりません。
先日オランダ、イスラエル、フランスの急造旅行者トリオが山登りに行ったのですが、途中道を間違えて南阿蘇まで下りていってしまい電車で帰ってきました。地図もあって地図が読めるはずの男が3人もいて何故間違えるのかと知っている私は思ったりもしますが、やはり土地勘の無い場所では間違えることもあるでしょう。オープンして今まででどうだろう、10組くらいは間違えて南阿蘇に下りていってしまいましたでしょうか。定期的にこんなことがあります。

戻ってきた彼らは『イヤーまいったよ今日は!』と言う感じの、ちょっとしたスリルのある冒険から無事戻ってきた若干の高テンション状態で、危機を一緒にくぐり抜けた盟友的意識が芽生えたらしくその後も遅くまで他のゲストさんとも一緒に歓談してとても楽しんだようでした。楽しんでくれてよかったなあと宿の者としては思うのですが、一方では、3人だったからまだ良かったものの、これがひとりだと相当不安になるだろうな、と考えないわけにはいきません。夏ならまだいいんです。最悪野宿しても死にはしませんから。阿蘇はそこまで山深くないので万が一道に迷っても歩いていればどこか道に出ると思いますが、やはり甘く見るのは特に冬は禁物です。

どこが間違えやすいのかもだいたい分かっているので、これからの季節は特に天候の悪い時などは気をつけて案内しなくてはと思いました。

2013年11月11日月曜日

薪ストーブシーズン開幕。

いやまだ暖かすぎる、いやまだ今日も必要ない、とじりじりした気持ちで待ち続けて昨年より遅れること11日、本日より阿蘇ベース薪ストーブシーズン開幕しました。





何か急に寒くなりましたね。まだまだ山登りにはばっちりな季節ですが、今後は歩いてないとそれなりに寒いと思います。そんな山から戻られたゲストのみなさんを薪ストーブのゆらゆら炎が私達の代わりに暖かくOMOTENASHIします。いや“の代わりに”でなく“と一緒に”でした。今シーズンも薪焚き係がんばりまーす。

2013年11月7日木曜日

4周年。5年目に入りました。

阿蘇ベース、無事に4周年を迎えることが出来ました。今までにご宿泊いただいた皆さま、何度も宿泊していただいているリピータの皆さま、阿蘇ベースを様々なかたち支えてくれた皆さまのおかげです。
ありがとうございました!

丸4年といったら小学校1年生のくりくり坊主が多少色気づく5年生になるところですので、相当長い時間には違いありませんが、とても自分の小学校時代の4年間と同じ時間が流れたとは到底思えないほど、振り返ってみるととにかくあっという間でした。

アインシュタインは相対性理論の説明に冗談めかしてこう言ったそうです。

When a man sits with a pretty girl for an hour, it seems like a minute.
But let him sit on a hot stove for a minute - and it's longer than any hour.
That's relativity.
(熱いストーブの上に一分間座ってみてください。まるで一時間ぐらいに感じられるでしょう。ところがかわいい女の子と一緒に一時間座っていても、一分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性というものです。)

ということはこの4年間はとても楽しかったからあっという間だったということになるのでしょうか?楽しいこともたくさんありましたが、楽しかったからあっという間だったとは少し違う気がします。



話は少し飛びますが、私が20代中盤に差し掛かったその昔、たしかアリススプリングスのバスターミナルで3日間なにをするでもなく野宿していてすっかりコキタナくなっていた日本人の旅人と何かのはずみでこんな話をしたことがありました。

「年を取ると時間が経つのが子供のころに比べると早くなるでしょう?」
うん、なるなる。
「なんでか分かります?」
えー、なんでだろ?


彼は以前、何故か気持ちがよくなる不思議な煙を喫っているときに、そのことに関してふと“悟った”そうで、



「僕ね、その時悟ったんですよ…。」

新型ipadの発表会みたいにもったいぶって彼は言いました。



「…慣れてしまうからですよ。」


フリが大きすぎて期待値が上がっていた私の心には(フーン、まあそれはそうか。)くらいにしか響きませんでしたが、そこは同じ旅人として3日間も野宿をしている彼に敬意を表して割り増しで感心してあげたのでした。


しかし十数年経ってもはっきり覚えてるってことはそれなりにインパクトのある話だったのでしょう。子供のころは何をするにも新鮮な驚きや学びがあり、毎日毎日が“濃い”ので1年1年が長く感じるという説明はなんとなく納得出来ます。

ただこの阿蘇ベースが始まってからの4年間も接客業未経験、自営業初めての私にとっては慣れていないことの連続でした。それにしては振り返ってみると、何故かどうしても、『もう4年も経ったのか。早っっ!』と感じてしまいます。

なのでこのスピード感は『慣れてしまうから』の1点だけでは説明がつかない気がします。不思議な煙の力を借りたお手軽な悟りのこれが限界でしょう。

とにかくおっさんになると時の過ぎ去るのはなにをしていても早い気がするので、時間を大切に使うことを心掛けようと自省を込めつつ改めて思います。



…と何の話だったか自分でもよく分からなくなってますが、着地点を決めずに書き始めているのでよくこういうことになります。ご勘弁ください。


とにかくとにかく。阿蘇ベース、5年目に入りました。これからもゆっくりでしょうが、ぼちぼち、じわじわと手を加えて進化させていこうと思ってますので今後ともどうぞよろしくお願い致します!

2013年11月4日月曜日

2014年冬季休業のお知らせ。

今年の終わりがチラチラと視界に入ってくる11月。来年のご予約お問い合わせもチラホラ入ってきましたので、来年の冬休み期間を決めさせていただきました。

阿蘇ベース2014年冬季休業期間
1月10日(金) ~ 2月23日(日) 

この期間中に阿蘇に行こうかなとお考えの皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。

今年は大変ありがたいことに、去年おととしに比べてゲストさんによく来ていただきましたので、3月以降ゲストさんが1人も来なかった日が6月に1日あったきりでした。

冬休み以外休みが無いのはそういうもんだと覚悟を決めて、疲れが溜まりすぎないようにぼちぼちやっていますのでまあ大丈夫なのですが、やはり一年中シームレスに休みという休みなしで続けていく能力は自分にはありません。


笑っていいともが来年終わるらしいタモリさんとか、こち亀作者の秋本治さんとか、毎日毎日ほぼ日で示唆に富んだ文章を公開されている糸井重里さんとか、驚異的な継続力を持つ方が稀にいますが、素直に凄いと大変尊敬すると同時に、根性なのか、意地なのか、使命感なのか、習慣なのか何なのか、とにかくどこか重要な神経回路が1本繋がってないんじゃないかと疑ってしまうくらい私の想像の範疇を越えています。


以前ある料理店の店主と少しだけお話する機会があって、話の流れで「たまには2、3週間くらい休んで旅行でも行ってきたらどうですか?」と聞いてみたとき、とんでもない、という感じで「そんなに休んだらお客さん来なくなっちゃう。」と仰っていたのですが、私は『本当にそうかな?』と疑問に思いました。

毎日同じことをやり続ける偉大さはもちろんありますし、来たら開いてるというのはお客さんにとってはもちろん重要なことではありますが、開けておくために本人がじりじりと擦り減ってしまうようでは本末転倒です。長いスパンで総合的に判断すると、休みを取ってどこか知らない所をウロウロしてみたり、いつもと違うことをやってみるのはやはりたまには必要なことだと思います。脳科学的にもとてもいい、と茂木健一郎さんなら言ってくれると思います。



というわけで、阿蘇ベースでは来年もまた冬休みを取ろうと思います。ドコイクとかナニスルとかまだ全然決めてませんが、有意義に、でも一週間くらいは無意義に使いたいと思います。ご迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願い致します。

2013年10月28日月曜日

英語の欠陥。


英語にはいつも大概苦労させられてますが、“これはオレの発音が悪いんじゃない、英語自体に欠陥があるのだ。”と開き直っていることがあります。


黒川温泉に興味のある海外のゲストさんは多く、阿蘇駅から黒川温泉までバスで50分なので、決まり文句として、

「It takes fifty minutes (by bus).」

と毎度教えてあげるのですが、7、8回に1回は、「Fifty or Fifteen?」と聞き返されます。


フィフティーとフィフティーン。もちろん13(サーティーン)から19(ナインティーン)も問題としては同様です。

“ン”、しか違わないじゃん。紛らわしい。だったら12(twelve)は、Twenteenちゃうんかい、とツッコミのひとつも入れてやりたくなります。


「○○ty or ○○teen?」


英語圏では今日もどこかで必ずこの不毛なやりとりが行われているはずです。

一説によると、全米で1年間にこのやりとりの為に使われる時間的損失は、アメリカ人の大好きな芝刈りに換算すると東京ドーム15個分にも上ると言われています。言ってるのは専ら私ですが。

2013年10月22日火曜日

第一号ゲストさん。

思えば4年前の11月、阿蘇ベースはひっそりとするつもりはなくともひっそりとオープンしたのですが、そのオープン初日、ゲストさんは飛び込みで宿泊いただいたひとりだけでした。

その阿蘇ベース第一号ゲストさんは、カウボーイハットにロングブーツの旅好き登山好きのちょっと変わったKさんという元消防士の70代のおじ(い)さんでした。


Kさんはその後何度かウチにお越しいただきました。ここ2年程は奥様とご自身の体調が芳しくなく旅行どころではなかったようでしたが先日、また泊まりに行くよ、とご予約のお電話をいただきました。その電話で、

「もう体がしんどい。次が最後かもしれん。」などと仰ってました。


とは言え先日おいでいただいた時もトレードマークのカウボーイハットにロングブーツ、以前と同じようにビシッとキマっていてまだまだお元気そうに見えました。


職場でも偉くなると休めないからと昇級試験を拒否して上司から呆れられ、諦められていたKさんは、しょっちゅう山登りに行ったり、四国のお遍路も2回も歩いたり、今よりずっと海外旅行へのハードルが高かったはずの昔にスペインの巡礼の道も歩かれています。彼はこんなことを仰いました。


「若い頃遊んどいてよかった。もういろいろ行きたいとこ行ったから、今どこに行きたいとかないもん。それが僕の誇り。」

自分の好きなようにやりたいことをやって生きてきた人ならではの言葉です。自分はどうだろうか、と自問してみます。ウーム、なかなか誰しもが簡単には出来ないことですけどね。



Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.(明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい。)

- Mahatma Gandhi (ガンジー) -

2013年10月11日金曜日

阿蘇山噴火警戒レベル、ダウンしました。

本日阿蘇噴火警戒レベル2が17日ぶりにレベル1に戻り、火口半径1Kmの立入禁止が解除されました(祝)。

やはり通常は初めて阿蘇に来て山登りされるゲストさんには火口を見てそこから中岳高岳に登るコース(または逆からのコース)をまずはお勧めしますので、そこが通れません、火口には近づけません、と伝えるは仕方のないこととはいえ若干の心苦しさがありました。

おととしのレベル2のときは1ヶ月強続きましたので、今回はどうなることやらと心配してましたが、3連休、そして来週のななつ星運転開始に間に合わせる辺り、阿蘇山も空気を読んでくださってるのか、とにかく阿蘇に食べさせていただいてます私共としてはホッとしました。

というわけで、ススキ野原が黄金色に輝く秋本番の阿蘇、涼しくなって山歩きにベストなシーズンの始まりですよー。

2013年10月10日木曜日

ヘルパーさん募集2013秋冬。

今年の4月から約1ヶ月半の予定で阿蘇ベースのヘルパーを応募していただきましたTさん。10月になってもまだウチでヘルパーとして手伝ってもらってますが、ようやく次の計画が具体的にまとまってきましたのでもうすぐ阿蘇ベースヘルパー卒業になります。ここまで長い間手伝ってもらえるとは全く考えておりませんでしたけれど、もうホントに助かりました。長い間どうもありがとう!

というわけで、阿蘇ベースではヘルパーさんを募集させていただきます。

今回は阿蘇ベースのヘルパーってどんな感じなのか、Tさんにいくつか簡単な質問をしてみました。以下ご覧ください。


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> Q1.軽く自己紹介をよろしく。
 28歳、肥後もっこす女子です。

> Q2.ヘルパーに応募した動機は?
 英語の勉強&実践をしたかったので、応募しました。

> Q3.ヘルパーの仕事内容を少し説明してください。
 朝10時30分から約3時間、客室、トイレ、キッチン、リビングルームなどの掃除をします。だいたい午後2時以降は、自由な時間です。
 
> Q4.空いた時間の過ごし方を教えて。
 私は、約半年間ヘルパーをしていました。初めは英語の勉強をしていましたが、時間がありすぎてだんだん生活にハリがなくなってきたので,掃除が終わって近くのカフェや、工場で働いた事もありました。

> Q5.ヘルパーしてこんなところがよかった、というところ。逆に苦労した、大変だった、というところがあればそれも。
 良かった所:ベッドメイキングが出来る様になった事(いつか役に立つ日が来るかも!?)。色んな国に友達が出来た事。英語を勉強する環境が揃っている事。

 苦労した所:色んなサイトで評価の高い阿蘇ベースバックパッカーズ。一時のヘルパーですが、阿蘇ベースの名前に傷を付ける訳にはいかないので、掃除頑張りました。

 
> Q6.英語は上達しましたか?
 上達したと思います。ゲストと話してて、理解出来なかった単語や会話を「どういう意味?」と聞いたり、後で調べたりしてました。ココで出来た友達と、英語でメールのやり取りをする事もあります。

> Q7.どんな人におススメしますか?
 英語を実践したい人だけじゃなく、まったりするのが好きな人。阿蘇の時間はのんびりすぎていく(気がする)ので、午後のひと時をコーヒーを飲みながらまったりするのもいいと思います。あと、オーナーおすすめの本が沢山あるので、読書好きな人にもおすすめしたいです。

> Q8.今後の予定は?
 オーストラリアに、ワーキングホリデーに行きます。

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質問するにあたり、『ヘルパーの応募がたくさん来るような回答にしてね。』  とははっきり言わなかったかと思いますが、そのような雰囲気はそこはかとなく醸し出されてたやもしれません。というかムンムンに放射されてた可能性もないとは言い切れません。彼女も流石社会人経験十分の28歳、暗黙の了解というか、大人の嗜みとしてよく期待に応えて書いてくれたと思います。欲を言えば、“オーナーさんはとてもやさしくてとてもステキでした♡”、というようなことをしれっと書くくらいしたたかなテクニックさえ身につけば、将来玉の輿に乗る確率もぐっと上がってくるでしょう。


実際のところ、例えば彼女のようにワーホリ前とか、ある特定の方々にとっては大変都合のよい環境が阿蘇ベースにはあると思います。私がオーストラリアに居たその昔、ある人など英語をしゃべる機会を作る為、毎日のように路上生活者にパンとコーヒーなどを持って行って会話の実践練習をしていたガッツのある若者もおりました。そのくらいのガッツがあれば英語くらいどうってことはありません。

阿蘇ベースには路上生活者はいませんが、海外からの旅行者が“まあ、いつ来ても大概はいらっしゃる”という環境があります。この環境をうまく利用するかしないかは貴方次第です。私達は一般常識があってちゃんと掃除していただけるなら細かいことは掃除のこと以外言いません。使ってもらう納戸内個室もそれなりに個室らしくいろいろ使いやすいようにしました↓(片付け後撮影)。



カーテンも入れたし↓。



阿蘇ベースヘルパーさん募集、もう一度まとめます。

・朝10:30より、1日3時間程度の主に清掃手伝いです。
・給料は出ません。宿泊費の対価としてお手伝いいただきます。
・5勤1休(休みの日は要相談)。
・10日以上働ける方。

※今月いっぱい位はまだTさんが住んでますので、個室が使えるのはその後になります(それまではドミトリーのベッドを使っていただきます)。

それでは興味のある方は以下の項目を記載してまずメールで(asobase@aso-backpackers.com)ご応募ください。お待ちしてまーす。

1.お名前
2.希望期間
3.年齢
4.電話番号
5.志望動機・自己紹介


並行してお掃除を手伝っていただける方も募集してます。コチラは住み込みではなく、給料をお支払いします。詳しくはお電話またはメールで。

☎ 0967-34-0408

2013年10月1日火曜日

よくある間違い。

9月がするすると過ぎ去り、早くも10月初日。スカッとした秋晴れの夕空に噴煙がモクモクと元気よく昇っていくのが私の座っている受付から見えます。美しい眺めです。(元気いいなァー、火口の規制解除はいつになんのかねぇ、ハァ~。)と噴煙の大きさに比例して私のため息の回数も増加傾向ですが、気分転換に昼間温泉に入ってきたりしてます。

先日温泉の休憩室の端っこで横になって本を読んでいると、置いてあるテレビで80年代洋楽ベストヒット集のCDセットを通信販売しているらしい番組が流れていました。

私は画面を全く見てませんでしたが、シンディ・ローパーやらティアーズ・フォー・フィアーズやらネーナやらカルチャー・クラブやら、私位の世代以上の方は(つまりあらふぉー)誰もが少なくとも聞いたことがある曲が次々に流れていました。



私は、(あー懐かしいなー)と聞くとはなしに聞いていましたが、ある曲のところでその番組を見ていたご年配のおじさん達が話し始めました…。



「あーこのヒト、なんかクスリやって死んじゃったよなあ―。」

「そうそう、なんて言ったっけ…。」



「…なんとかイーストウッド。」



ホイットニー・ヒューストンですから!!

とココロの中でツッコむ前にココロの中でずっこけました。

2013年9月25日水曜日

阿蘇山レベルUP。


寝耳に水なんですが、本日午後から阿蘇の噴火警戒レベルが通常時のレベル1からレベル2にレベルアップしてしまいました。

昨日阿蘇ベースから山を見ていて、何かいつもより噴煙がよーけ出てらっせるなあと思っていたのです。


関係ないですけど思いついたので書きますが、『ミミズの寝耳に水』は早口言葉になりますね。チャレンジ精神旺盛の方はとりあえず3回早口で言ってみてください。


などとくだらないことを飄々と書いているように見えるかもしれませんが、結構ショックです。来ていただくゲストさんに火口付近(火口から半径1km)は立入禁止ですとご案内しなくてはなりませんので。2年前は震災後の5月中旬から1ヶ月強、警戒レベル2が続きましたので、今回はどのくらいの期間になるのか旅行者の宿としては非常に不安です。

今年こそは何事もなくこのまま平穏に行くんじゃないかなとなんとなく油断してましたが(昨年は豪雨災害がありました)、なかなかどうして、そう簡単には問屋が卸してくれないところが人生の難しいところです。


ただしここで阿蘇の観光に携わる者として声を大にして言わないといけないのは、阿蘇は火口を火口すぐ横で見なくてもすばらしい景色は変わりなく見ることが出来ますし、噴煙はレベル2として、多分若干は迫力増しで眺めることも出来るということです。例えばこんな景色が見えるハイキング、ご案内します。






「火口付近は立ち入り禁止なのか。んじゃ阿蘇行くのやめとこー。」などと言いたい気持ちも分かりますが、普段より少ーし割り増しでハッスルしている火口を少ーし離れた場所から眺めるのもおすすめできますので、まあそんなこと言わずに来ていただけたらありがたいです。

2013年9月23日月曜日

今日は何の日?

国民の祝日があると、「今日って何の日?」という質問をしたりされたりするものですが、私は自慢ではありませんがこの手の質問にカレンダーをチェックする前から答えられたためしがありません。


何月何日は何の日というのが1年分記憶されている人が稀(だと思いたい)にいますが、そんな人はグーグルとかマイクロソフトに入社できるくらいの卓越した頭脳の持ち主なんじゃないかと思います。


たまーに外国人のゲストさんに「何で今日祝日なの?」と聞かれることがありますが、これは実際のところまったく困った質問です。日本人なら例えば、「今日は海の日です。」って言ったらああそうですかとなりますが、外国人に「えーっと、day of sea.(正しくは Marine Day というらしい)」(←実際にあったやりとり)などと言っても大概怪訝な顔が返ってきます。ただでさえ英語で説明するっていうのはひと苦労なのに、なんでその日が国民の休日なのか説明するにも知識が無いのでお手上げだったりします。敬老の日くらいでしたらたどたどしくも何とか納得させられる説明が出来そうな気もしますが、基本的にはまったく困った質問なので、もし次にそんな質問されたらヤフー知恵袋にでも質問してみたらと突き放し気味にアドバイスしてしまおうかと考えております。


そんな私ですので9月に3連休が2回もあって、アレ、そうだったっけ。と少しびっくりしてしまいました。

お陰さまでこの連休中はなかなかの賑わいを見せてくれた阿蘇ベースでした。来ていただいた皆さまありがとうございました。今日からはけっこう空いてます。

2013年9月15日日曜日

ななつ星 in 阿蘇

・ななつ星 ああななつ星 星ななつ

・ななつ星 たばこじゃないよ 列車だよ


久しぶりに朝から二句も詠んでしまったのは、ななつ星が試運転で阿蘇に来ていたからです。





近くで見てもさすがの高級感です。鉄道ファンじゃなくてもホレボレします。






 


そういえば、と気になってななつ星の由来を見てみると、

・九州の7つの県を表現
・九州の主な7つの観光素材を表現
    自然、食、温泉、歴史文化、パワースポット、人情、列車
・7両編成の客車を表現

とありました。なるほど。2項目目の九州の主な7つの観光素材というところは若干の無理矢理感がありますけど、なるほど。


3泊4日でひとり最低20万円位しますけど来年の6月まで予約が埋まっているそうです。私も宝くじが1000万円以上当たったら必ず乗ります。










2013年9月5日木曜日

ニケツ。

梅雨かと思うくらい雨続きだった本日、やっと晴れました。イスラエルのAさん、2泊のところを5泊まで延長してくれて、やっとスッキリ晴れた阿蘇を見ることが出来ました。

国際免許を持っていた彼はウチのレンタルバイクを借りて山、黒川温泉と一日たっぷり堪能されました。しかも別に来られたドイツの女性ゲストさんを2ケツで連れて行って。5泊に延長した甲斐がお釣りが来るくらいあったこと(←宿の者がこんなことを言うのもなんですが)は、帰って来た時のいかにも楽しかった~という満足そうな表情でも分かります。バイクに乗る男なら、旅先などで後ろに女性を乗せる状況の多幸感は分かるか、もしくは想像できるでしょう。

私は自慢ですが、かろうじて分かります。いや~、青春だったな~。

2013年8月27日火曜日

親子連れ。

夏休みももうすぐ終わりです。
少し前の賑わった時期はとうに過ぎ、今週は、大丈夫か?と思うくらいすっかり落ち着きはらってしまっておりますが、その時期は親子連れの方も大勢お越しいただきました。


お母さんと娘さん息子さんの3人旅行のゲストさん。一番下の息子さんは小学校低学年くらいですが、大人に交じって将棋クラブに通っているというかわいらしいくりくり坊主といっては何ですが、くりくり坊主でした。その彼に、いかにも私と勝負したそうに「将棋強いですか?」と聞かれてしまいました。私は忙しいの半分、これは負けると思ったの半分で、はやばやと「やらないよ。」と逃げを打ってしまいました。大人のずるさに彼は失望したかもしれませんが、それもひとつの社会勉強でしょう(←そうかな?)。


1年ぶりに再訪していただきました父息子旅のゲストさん。韓国のゲストさんにベリーハンサムだと言われていた小学校4年生の息子さん、確かにジャニーズ事務所にいてもおかしくない整った顔立ちでしたが、非常にしっかりしていて感心しました。

お父さんが阿蘇ベースキッチンで作った朝ごはんを食べてから、ちょっと離れて遊んでいたか本でも読んでいた息子さんに向って、食べ終わった皿を指さしたお父さんのシブ~いひとこと。

「○○(名前)、洗え。


息子さんは素直に「はーい。」



エライ!と思いました。“いいね”ボタンがあったら押していたところです。



私も奥さんに一度は言ってみたいセリフです。


2013年8月20日火曜日

マタタビ。

昼間は相変わらずの暑さですが、朝晩は一番暑かったピークを過ぎ、さわやかな風と、空気が澄んでくっきり見える阿蘇の山々が、秋はもうすぐだなあと感じさせる今日この頃です。



先日、リピーターのゲストさんがわざわざお土産を持って来てくれました…。




何の変哲もない小枝のようで恐ろしい効力を秘めているマタタビです。

久しぶりだからでしょうか。以前あげた粉末マタタビとは比べ物にならない狂乱ぶりでした。顔中ヨダレまみれになりながら、狂ったようにこの枝を顔に擦りつけたりガジガジ噛んでいるはくを見ると、我が家のネコながら若干ひきます。



もしはくが人間のように笑うことが出来たら、“へへへ”でも“フフフ”でも“ハハハ”でも“おほほほ”でも“くすくす”でも“ケタケタ”でも“ゲラゲラ”でもなく、
「ウヒャヒャヒャヒャ!」と笑っていることでしょう。目を合わせるのは避けた方がよいタイプです。

マタタビを猫にあげたときにいつも思うのは、(コレ人間だったら確実に違法だよなー)です。

『隣の芝は青く見える』かもしれませんけど、猫の世界はユルそうで来世はネコもアリかなと時々あこがれるのですが、マタタビの熱狂が冷めた後の(また、つまらぬ物を斬ってしまった…。)とでも言いたげな空虚な様子を見ると、『人間も辛いけど、ネコも辛いのよ。』などと言っているようにも見えなくもありません。





2013年8月14日水曜日

賑わってます。

全国的に猛暑ですね。阿蘇は涼しいとよく言われるし、私達も阿蘇は熊本市内よりだいたい3~5℃も温度が低いんですよと自慢げによく言うのですが、そんな阿蘇でもクーラーなしでは厳しい暑さです。

そんな暑いお盆休み、阿蘇ベースでは去年と違い、連日満室に近いたくさんのゲストさんに来ていただいており、それはもうもちろん大変ありがたいのですが、息つく暇もないというと言い過ぎですが、息つく暇も不足気味です。こんな賑わいが続くのならば誰か手伝ってくれる方を雇うことを考えますが、来週になると今のところアレっというくらいスカスカなので難しいところです。

昨日などふたりして昼寝をしてしまい、パッと目が覚めるとチェックイン時間の16時を1分過ぎていてビビりました。遅刻です。多少疲れ気味なので、というのは社会人として通用しない言い訳です。申し訳ありません。

とにかく今週いっぱいはそんな賑わい、そして暑さが続きそうですのでがんばります!

2013年8月8日木曜日

フランス人は日本好きが多い。

3泊の予約などがたまに入ると大変うれしいのですが、6泊とかの予約が入ると(滅多にないんですが)何をするつもりなのだろうと若干不安になります。

4名様で6泊も予約されていたフランスのゲストさん、ウチに入ってきてパッと顔を見たときすぐ思い出しました。2年ほど前、息子さんと一緒にウチに泊まられたことのあるゲストさんでした。今回は奥さんともう一人の息子さんを連れていらっしゃいました。





フランスのゲストさんの中には熱烈な日本好きらしき方を少なからず見かけるのですが、彼も首には日本という文字が切り抜かれたネックレス(を裏表逆に付け)、肩には漢字で"愛"。



典型的な熱烈日本好きのフランス人です。旦那さんだけがそうなのかと思ったら奥さんもこのタトゥー。クールです。





リピートしてもらえたということは素直とてもにうれしいです。どの程度かは別として、少なくともまた泊まろうかなという程度には気に入っていただけたんだなと考えますので。

6泊も予約されたとなると、自分で言うのもなんですが、相当気に入ってくれたんだなと勝手に考えますのでとてもとても嬉しくなります。やや心配していた6泊の過ごし方ですが、毎日レンタカーであっちこっち行ってました。あっちとは例えば桜島です。遠いです。

2013年8月4日日曜日

ダディ。

毎日様々なゲストさんが訪れる宿で働いておりますので、中にはすこし変わった方もおられます。このような場所でご紹介するのはTPO的に相応しくないゲストさんもここだけの話、中にはいらっしゃるのですが、今回ご紹介させていただくゲストさんは変わってるなーとは思ったのですが、ここで書いても大丈夫だろうと思います。

父と息子ふたりでお泊まりいただいた高橋さん親子です。お父さんは日本育ちの日本人、お母さんも同じく、つまり生粋の日本人親子なのですが、7歳の息子さん、はっきりこう言いました。

「ぼく、お父さんと日本語でしゃべったことない。」

お父さん高校の時3年間ほどオーストラリアに住んでいたそうで、英語が大変お上手です。その英語力を生かして息子との会話は英語しか使いません。もうキッパリ、断固として会話は英語です。


“パパ”でもなく、“お父さん”、でもなく、“ダディ”と呼んでいるのを聞くと、ヨソの家庭のことながら、『そこまでせんでもよかろーに。』とココロの中で秘かに思ってしまいます。

しかしながら、話をすればきちんと受け答えが出来るし、小さいけれどもとてもしっかりしている様子を見ると、この教育熱心さも決して悪くはないのかもとも思います。

ひとつ間違いないのは、彼にとって学校の英語の授業はかったるくてしょうがなくなるでしょう。もしくはヒーローになってしまうか。調子に乗り過ぎると嫌われて苛められる可能性もあるので親としては窘める必要も出てくるでしょう。


などと、そんなことをぐるぐる考えていたら、高橋さん帰る前にウチに置いてくれたら、と本を1冊寄贈してくださいました。


外国人とどんどん話せる英会話トレーニングブック(MP3CD付き )

何と高橋さんの書いた本でした。





高橋さん、英会話スクールを経営されており、また英語学習の本を数冊出しておられます。
ははぁ、なるほど。それでここまで徹底しているのか、となんか納得しました。

この本は発売してすぐ増刷が決まったそうです。おめでとうございます!




お知らせ。

本日から阿蘇~大分間の豊肥本線開通しました(祝)。熊本~阿蘇~別府を結ぶ九州横断ルートの完全復活は、私達も首を長くして待ってました。


2013年7月30日火曜日

こーの?

気象庁は再梅雨入りを宣言すべきではないかと思うくらい、降ったりやんだり、ゲストさん達はもちろん私達にとっても恨めしい天気が続いているここのところの阿蘇です。昨日もイギリスのゲストさんがウォータープルーフ(穴あき)のかばんを持って山歩きに行ったとき、いつの間にかかばんが水筒代わりになっていて中に入れておいたカメラとアイフォンが水没死してしまったというかわいそうな出来事がありました(両方とも保証期間内でなんとかなったそうです)。

要するにそのくらい降るときはスコールのように激しく降ります。夏休みだぞ、海だ!山だ!川だ!だぞ!大概にせーよ、と思います。


そんななか阿蘇ベースでは地味~にすこしすこし変化させています。本日も実はあるモノを新しく変えました。以前ウチに宿泊されたことのある方はどこが変わったか探してみてください。この変化に気がついた方は大変鋭い洞察力をお持ちです。阿蘇ベースアハ体験をどうぞ。



そういえばこないだ電気工事の業者さんに来てもらってある工事をしたのですが、あっちの部屋からこっちの部屋に電線を通して引っ張ったりするときあっちとこっちで掛け声をかけていました。

それを聞いていた熊本出身ヘルパーのTさんが言いました。

「ウチのお父さんも、“こーの”って言う。」


“へ?”と思い、意識をそちらの作業に向けてみると、

確かに言っています。

「こぉーのっ!こぉーのっ!」


『イヤそれは“こーの”じゃあありませんよ、“せーの”って言うんですよ。』などと講釈垂れたくなるくらい全国的に当然“せーの”だと思っていたのですが、熊本弁なのでしょうか?うーむ。

2013年7月19日金曜日

初川泳ぎ。



さほど多くもなかったゲストのみなさんのチェックアウトが予想外に早かった本日、気合いを入れて掃除をササッと終わらせて2年ぶりにシークレットな川へ行ってきました。

昨年の豪雨災害以降行っていなかったので様子が変わってないか心配していましたが、水は綺麗でした。しかし前に来た時と比べると水量がずいぶん少なかったです。



もう少し奥のほうへ進んだら、また結構鼻息の荒くなりそうな魅惑の水遊び場を見つけました。もっと上流へ進んだらきっとまだまだ楽しいところがあるでしょう。しかし4時までに帰らないといけないので時間切れ。







とにかく今年初川泳ぎ。最初で最後にならないことを願いますが、それなりに予約も入ってますのでまあ一度でもここに来れたことはラッキーだと思うことにしましょう。



ここ行ってみたい、という方は阿蘇ベースまでどうぞ。

2013年7月11日木曜日

夏なのに。

梅雨が明けたと思ったら、いきなり真夏みたいですね。気象庁HPの気温一覧表で本日の最高気温見たら、熊本のほとんどの観測地点で“今年最高”及び該当旬という項目では“最も暑い時期を上回る”になってました。もちろん阿蘇でも今年最高。『今年最高』と言っても『今年は最高だぜ、イエーイ!』という意味ではなさそうなので注意が必要ですが、涼しいと思われがちな阿蘇でも川で泳ぎたくなる暑さです。


こう暑いのに、なぜかこんなのいました↓。




撮影は2日前でしたが、え、オマエ今なの?と思いました。実は裏をかいてミーンミーンとか鳴くんじゃないかとしばらく観察しましたが、無言のままプイッと飛び去ってしまいました。


2013年7月8日月曜日

本当の阿蘇。


先日、BS-TBSの『日本の名峰絶景探訪』という番組で阿蘇を取りあげていたので録画しておいて昨日見ました。

阿蘇出身だという女優の甲斐まり恵さん(←今後秘かに応援します)が阿蘇五岳の根子岳以外を登山されてました。


以下番組HPからの引用です。


“草を食む牛や馬のどかな草原の風景から、ほとんど人の手が入っていない険しい岩場の急登、そして、月面を思わせる荒涼とした砂漠、九州の名峰を一望する大パノラマまで、変化に富んだ表情を持つ「本当の阿蘇」を求め、山を登る。”


うーむ、『本当の阿蘇』かぁ。



もちろん阿蘇の楽しみ方は人それぞれですが、観光で来られる皆さんに、出来れば阿蘇のこういうところを見て、体感していってほしい、と私が思うようなところをこれでもかというくらい重々しい雰囲気で紹介されていました。


この番組で甲斐さんとガイドの方は仙酔峡尾根から高岳へ登り、高岳のミヤマキリシマが咲き誇る絶景を見た後、火口東側の登山道に降りていってそこから火口を望んでいました。

この場所からの眺めも絶景ですが、実際のところ火口の底は見えません。ガイドの方と甲斐さんがスゴイですねーとかなんとか感想をおしゃべりしているとき、画面は火口内部が一番よく見えるロープウェイ側、火口南側から撮った映像を、さも今この映像をふたりで見ながらしゃべっているかのごとく被せていました。軽ーーく、ごまかしてます。

しかしはっきり言ってそのごまかしたい気持ち、分かります。

この番組のコンセプトに沿った大昔からの信仰の対象である霊山、神秘の活火山である阿蘇にロープウェイとか似合わないですからね。火口すぐ横の駐車場とか、お土産売り場とか、大勢の団体観光客さんの記念撮影とかこういった自然派ドキュメンタリー番組には似合わないですからね。

烏帽子岳へ向かう場面でも、画面では山奥の大草原をひとり歩いているように見えるけれど、その後ろには大きな有料駐車場と人工建造物群があるんだけどねえ、と若干冷めたツッコミをしながら見ていました。




本当の阿蘇って…?



実際の阿蘇は…?



阿蘇も入山料1000円取ったって全く恥ずかしくない(年間パス3、4千円程度にしてほしいけれど)、富士山にも負けないポテンシャルがあると個人的には思ってますが、この番組を見て阿蘇に来た人が実際に来てみてがっかりされないだろうか、とちょっとだけ心配です。

2013年7月7日日曜日

外出しました。


予約が無かったので、ひと晩宿を閉めて外出してきました。

阿蘇からそう遠くない観光地です。ブレブレですが、さてどこでしょう↓?




ぽく、ぽく…(←しつこい)。








正解は湯布院。

それほど遠くないけれど前回行ったのはもう8年前くらいです。このお店もあのコロッケ屋さんもまだあるじゃん、と良くも悪くも思ったより全然変わっていないように感じました。「そのころとはだいぶ変わったでしょ。」と湯布院在住の方には言われたのですが、私達にはよく分かりませんでした。

月日のたつのは早いなあと感じはじめたのが20代のアタマ頃だったかと思いますが、こうして以前行ったところが何年ぶりとかあらためて数えてみると、やはり思ったよりも早いので軽い衝撃を受けます(←たぶんおっさん特有の心理)。

とにかく有り難く休ませていただきました。ほぐれました。これで来年の冬まで休むつもりはありませんが、今回のように予約状況により臨時に、強制的に休みになる可能性はあります。寂しさとうれしさが入り混じる複雑な心境になります。

2013年7月4日木曜日

明日、休館します。

今年の梅雨は雨が少ないなあなんて少し前まで思っていたのですが、昨日今日と非常に激しい雨が降り、昨年7月の水害のことが脳裏をかすめた方も多かったのではないかと思います。電車も一時動かなかったようですが、しばらくして復旧し、昨晩チェックインのゲストさんは少し遅れましたが無事阿蘇ベースまで辿り着かれました。



しかしながら梅雨真っ只中のいかにも梅雨らしいこの時期、まあ毎年のことですが旅行者の動きは実に緩慢で、阿蘇まで足を伸ばしてくれる方はやはり少なく、6月はなんとか細々とゲストさんが毎日続けて来てくれましたが、ついに明日、本日夕方まで予約ゼロでしたので休館することに決めました。

というわけで、明日7月5日は阿蘇ベース休館します。ひと晩だけです。



最近外出てねーなー、閉じこもってんなー、これじゃーいかんなーと反省気味のひきこもり系アウトドア派の私。


海でも行こうか、雨が降りそうな日に。

まったくのアホウみたいに。



さて。

2013年6月25日火曜日

問題です。


梅雨もたけなわのこの季節、ゲストの皆さんも山いこっかなー、どーしよっかなー、でもせっかくだからやっぱりいこー、という観光的には気勢を殺がれがちな日々が続いておりますが、そんななかでも韓国からの自転車乗りゲストさんがちょろちょろと訪れてくれてます。


そして突然ですがここで問題です。韓国のアパート、マンションなどの郵便受けによく入ってくるコレ(↓)は一体何の宣伝でしょう?





それではどうぞお考えください!




ぽく




ぽく




ぽく




ぽく




ぽく




チーン!




答えは?









引っ越し業者の宣伝です。



なるほどー、そういうことか。と私は思いました。韓国の引っ越し会社の面接では、「とりあえず脱いでみて。」と言われるとか言われないとか(たぶん後者)。

 若干いかがわしい商売を想像してしまったアナタ。私も同じですのでどうぞご安心ください。



追記).

ブログを読んだ妻(韓国人)からの追加情報ですが、この引っ越し会社の会社名は『野獣男引っ越し社』。そして、引っ越し担当の従業員はムキムキでなくてはならず、彼らのユニフォームはモノを運ぶときに筋肉がぷりぷりするのを見せつけるようなスケスケのシースルーで、世のマダムたちから「引っ越しは野獣よね。」と絶大な支持を得ているとのことです。

引っ越しにメイド喫茶的な要素を持ち込むとは発想が柔軟です。ビジネスセンスがあるというか商魂逞しいというか。

2013年6月20日木曜日

ナンバーエイティーン。


台風が近づいている中、ふたつ、良いことがあったのでお知らせします。

ひとつは私共個人的に良いこと、もうひとつは私共個人的にも良いことです。

はじめに、にも、ですが豊肥本線の宮地~豊後竹田間復旧の日程が決まりました。しかも以前の予定(確か10月頭じゃなかったかと)より時期が早まっていました。

8月4日(日)の始発から豊肥本線全面開通です。

昨年の集中豪雨災害から九州の主要な観光地のひとつである阿蘇~別府間の電車の接続が、実際は線路が不通の区間もJR代行バスで連絡しているにもかかわらず、ハイパーダイヤなどの電車検索サイトでは福岡のほうまでぐるっと大回りしなくてはならない結果しか表示されなかったので、事情を知らない旅行者の方にとっては阿蘇まで足を伸ばすことに二の足を踏んだ方も多いんじゃあないかと思っています。

夏休みの大半を残しての九州横断ルートの完全復活、良かったです。


もうひとつの個人的に良かったこととは、コレです↓。




口コミサイト、トリップアドバイザーさんの「外国人旅行者が選んだ日本の人気宿泊施設2013」にて全国で18位に選ばれました。九州では唯一のランクインとなりました。

http://www.tripadvisor.jp/pages/InboundHotel_2013.html
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130615-00000301-dime-soci


これはひとえに一銭にもならないにも拘らず、わざわざ貴重な時間を使って貶すでなく褒める、高評価レビューを書いてくださったゲストの皆さまのおかげです。一銭にもならなくとも、私達はこの地で秘かに喜んでおります。妻とよく有り難いねえって話してます。この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました!

これを機により一層のサービス向上を…、とか言って急に張り切ると疲れてしまうので、今後ともまあぼちぼちがんばって、じわじわ良い方向に進化していけたらと思ってます。




そう言えばさらにもうひとつ個人的に良いことがあったのですが、はく(猫)の声が風邪をひいたスリムクラブの真栄田さんみたいに掠れて出なくなり、獣医さんに連れてって行ったりして大変心配していたのですが1週間ほどしたらよくなって今では元のかわいらしい声に戻りました。

いやー、いろいろとよかったよかった。

2013年6月15日土曜日

梅酒を漬ける。


天気はイマイチでも梅雨としては心配になるほど雨が少ない気がします。お陰さまでローシーズンの6月でもいつものように心配になる程ゲストさんが少ないことも今のところなく、例年に比べて(あくまで例年に比べてですが)ちょろちょろとゲストさんが来ていただけているのでありがたいです。

先日ご宿泊いただいたイタリア、デンマークのご夫婦ゲストさん、車中泊も快適だがたまにはベッドで寝たいと結局3泊もしていただきました。




元同僚というおふたり、前の会社でも世界中あちこち飛び回っていたそうですが、現在は仕事を辞めふたりで車持ち込みの世界ツアー。北アメリカから南米を縦断し、すでに1年経過。そして現在日本です。これから再び北へ向かい稚内からロシアに渡りロシアを横断してヨーロッパに帰る予定だそうです。あと8ヶ月くらいとか言ってました。彼ら阿蘇ベースのキッチンで梅酒を作っていました。旅行中に梅酒を漬けるひとたちを見たのは初めてです。ロシアのどこかで飲みごろになるでしょう。

運転には十分気をつけてよい旅を!


因みにコチラ彼らのHPです↓。

http://whereistheyak.com/

2013年6月11日火曜日

限界は自分が決めている。

確か私が小学校高学年くらいの時に読んだ漫画『鉄拳チンミ』に描いてあったことだと思うのですが、ぴょんぴょん跳ねる“ノミ”を小さな箱の中に入れてしばらく置いてから箱から出すと、本来はもっとはるかに高くジャンプ出来る筈なのに、その箱の天井の高さまでしかジャンプが出来なくなるそうです。実際本当のことかどうかは知りませんが、私は(フームなるほど。やっぱり漫画は勉強になるなあ。)と子供心にいたく感心したのでした。


先日丸々一ヶ月間阿蘇ベースに宿泊されていたゲストさんが旅立たれました。長年のしがらみを断ち切り、新たな人生を歩まれる決断をされて。73歳の新たなスタートに幸運を祈らずにはいられません。

2013年6月10日月曜日

意表を突く。


“意表を突く”を英語で何と言うのかと調べたら、『throw [pitch] a curve (ball)』という慣用句的表現がありました。

“カーブを投げる”という意味です。プロ野球のバッターがカーブで見逃し三振してしまったとき、「いやー、カーブとは全く意表を突かれちゃったなあ。ハハハ。」などとバッターボックスに立って次カーブが来るかもしれないことが頭の片隅にも入ってない選手がいたとしたら、星野監督じゃなくてもキレられるのではないかと思います。


要するに意表を突くの慣用句としてカーブを投げる、ではあまりにも意表のハードルが低いでのはないかと思った次第なのですが、そもそも何故意表を突くを調べたかというと、先日スリッパが少々傷んできたので新しいの買おうと思ってとりあえずアマゾンでスリッパ検索してみたときのことです。

様々な種類のスリッパがズラズラズラ~と表示され、さあ何か安くていいのないかなーとずんずんスクロールダウンしていくと、不意にコレ(↓)が現れたのでした…。





スリッパリー・ホエン・ウェットというタイトルのボンジョヴィのDVDです。



(意表だ。意表を突かれた…。)とそのときまずその言葉が心に浮かんだのでした。


“カーブを投げる。”、より“スリッパ検索してボンジョビが出る。”、のほうが意表を突くの慣用句としてふさわしいのではないかと考えさせられた出来事でした。

2013年5月29日水曜日

ポンソース。


阿蘇ベースのキッチンで料理するためにお肉とステーキソースを買ってきた英国の陽気で恰幅の良いご夫妻ゲストさんが、『基本的に肉は好きだが、日本の霜降り牛肉はとにかくウマいね。大好きだ。(意訳)』と仰いました。『でしょうね(I could see that.)。』という言葉をかろうじて飲み込んだ私にこんな英語間違いあるあるエピソードを披露してくれました。



旦那さんのPさんが日本のあるレストランでステーキを注文しておいしく食べていたときのことです。そのお店の一風変わった味のステーキソースが意外と気に入ったPさんは、「これは何のソースですか(what is this sauce?)」と店員さんに聞いてみたそうです。店員さんは『ポン・ソース』と教えてくれました。おそらくポン酢のことではないかと推測します。

?顔をしているPさんの為に店員さんは「ポン・ソース。ポーン・ソ―ス。」などと一生懸命伝えようとしてくれました。


Pさん、

(What!? Po.. porn.., sauce... へ、ヘンな名前…。) と思ったのでした・・・。






!注意).ポンジュースになると、なんとなくですが卑猥さが若干割り増しになるような気もしますので、愛媛の方などは特に気をつけた方がいいかも知れません…。

2013年5月26日日曜日

5本指。


おしゃれは足元からとはよく言われることです。

しまむらとかユニクロで2、3枚入り千円程度の柄なし白Tシャツを年中着ている私ですが、海外のゲストさんから見ると本人も気付いていないキラリと光るファッションセンスが窺えるらしく、最近イギリスとオランダのゲストさんにスリッパを履かない私の足元のおしゃれをたて続けに絶賛されてしまいました。

「I like your socks!」 などと2人とも明らかに半笑いで言ってくれたのが絶賛に当たるのかは議論の余地もありますが、褒められたことに変わりはないかと思います。





「5本の指が分かれたソックスなんて今まで一度も見たことないよ。(英語)」と、やはり5本指ソックスがそこらへんでフツーに売っている日本はファッションの面では欧州の数年先を行っているようです。


今後数年以内に5本指ソックスが欧米人の日本旅行定番お土産として人気が爆発するだろうと予想します。その際、“あぁ、これは阿蘇ベース発のブームだな”と思っていただいて差し支えないですよ、とファッションリーダーとして今のうちにひとこと言っておきましょう…。





2013年5月19日日曜日

さくらんぼ大漁。


 本日は雨でした。かなり久しぶりな気がします。山に行こうとしていたゲストさんやウチの屋根の上で人知れずじりじり稼いでくれる太陽光発電にとっては恨めしい雨ですが、植物や草千里名物の水たまりがこれ以上ちっちゃくならないためにもたまには必要でしょう。


すでに採り尽くしましたが、今年はサクランボが大漁、いや豊作でした。




父の家の庭に植えたサクランボの木、植えたときはほんの1メートルちょっとの小さな木だったのですが、阿蘇の気候がよいのでしょう、ぐんぐん成長して3年でずいぶん大きくなり、今年はご近所さんにおすそ分けできる程の大豊作でした。初めはさくらんぼらしくがんばって茎付きで収穫してましたが、後半はめんどくさくなり実だけ収穫。生まれて初めてもう入らんくらいのサクランボを口の中いっぱいに入れて、それからスイカの種のようにププッと種を吐きだすような食べ方をしてしまいました。次はブルーベリーに期待です。

2013年5月17日金曜日

ロシア人アクセント。

「Where are you from?」

チェックイン時、館内をひと通り案内した後で、質問があったら何でも聞いてね、と言ったところ、中国語のできるシンガポール在住ドイツ人のMさんは怪訝そうな顔で、そう私に聞いてきました。


…え、お、オレ?どこから来たって?

「あ、あいむふろむじゃぱん。」

と今度は私が怪訝そうな顔で答えたところ、「アナタ、なんかロシア人のアクセントがあるからひょっとしてロシア人じゃないかと…(意訳)。」などと言われてしまいました。

ロシア人のアクセント、というのが具体的にどういうアクセントなのかいまいちピンときませんが、そう言われてまんざらでもないどころかなんか褒められたような気がしてうれしくなりました。実際のところ褒められていないのかもしれませんが、こういうことはうれしくなったモノ勝ちだと思いますので私の勝ちとしましょう。


話は変わりますが、本日アゼリアが見ごろの仙酔峡にチラッと行ってきました。若干散り始めな気がしましたがまだ大丈夫です。



今日でも大勢の人で賑わっていましたが明日の土曜日はもっと混雑するんじゃないかなあと思います。


山頂のほうのアゼリアはまだこれからが本番ですので、寒くもなく暑すぎもしない今の季節は山歩きにはすごくいいシーズンですよ。








2013年5月12日日曜日

なおしてください。

「そのバイクどこになおすんですか?」

レンタル用バイク、HONDA PCXを車庫に入れようとしたときにヘルパーの熊本出身Tさんが私に聞きました。

「ん、何?」

と聞き間違いだと思い、聞き直しました。

「そのバイク、どこに、なおすんですか?」

聞き間違いではなかったです。


『なおす…?ははぁ、これは…、熊本弁ニューワードだな。』と自分の洞察のすばやさに秘かに悦に入りつつ(←悦に入るすばやさはなかなかのもの)、今度はこう聞きました。

「それ熊本弁?」

Tさん、驚きました。

「なおすって言わないんですか?」

仕舞う、ってことですよね。はい、言いません。少なくとも愛知、広島では。3年以上も阿蘇に住んでいて初めて知った熊本弁ニューワードでした。またひとつ勉強になりました。



最近掃除機の調子が悪いのですが、この掃除機直してほしいんだけど、と熊本の方に言ったらただ単に片付けられてしまうのでしょうか?

2013年5月5日日曜日

混んでる。

ゴールデンウィークも終盤、阿蘇ベースでは毎年恒例のようにゴールデンウィークという制度について、何かと難癖をつけているような気もしますが、今年も一応ひとこと言っておきましょう。


ぬわーにがゴールデンウィークだぁ、こんなもんコンデルンウィークで十分じゃあぁ~…。




…今年は風呂上がりにぴったりの下らないダジャレで皆さまに涼風をお届けしましたが、ひんやりしていただけましたでしょうか。

まあとは言え、会社で働く多くの方々にとっては待望の連休。首を長~~くして待っていた方々も多いことでしょう。


わかります!私も会社員の経験がありますので、池上彰さんに解説されなくてもよ~~くわかりますよ、その気持ち。


ゴールデンウィークの宿泊予約を1月からされていて、阿蘇に来るのを本当に楽しみにされていたという東京からバイクでお越しのMさん、

「なんかこのまま仕事してたらもう気が狂いそうになるから、次の休み、ココにに来ることだけを楽しみにして何とか毎日仕事してましたよ。」


などと言われて、(うぅ、強烈なプレッシャーの掛け方しますね…。)と秘かに脇汗がじっとりと出たのですが、ビールを飲みながら他のゲストさんとも程良く交流されてましたし、それなりに満足されたご様子で出発されたように見受けられましたのでホッと胸をなでおろしておりました。

そのMさんから本日大阪から500キロ走って無事帰宅しました、とわざわざご丁寧にメールを送っていただきました。『asobaseさんを拠点に過ごした3泊4日、とても楽しく過ごせました。』とか書いてくださり、ココロがホカホカと癒されました。嬉しいです。ノーショウで満室に穴が空いてムキーッとなっても、こういうことを伝えてくださる方々やリピートしてくださる方々のおかげでまたがんばろうという気になります。

今年もゴールデンウィークにご宿泊いただいたたくさんの皆さま、ありがとうございましたー!

2013年4月27日土曜日

山歩き情報アップデート。

ゴールデンウィークが始まりました。まだもう満室で入れません、という日は無いので、宿決まってない、どーしよーという方は是非ご連絡ください。5月2、3日はほぼ満室近いですが、他の日はまだ案外空いてます。


毎年ゴールデンウィーク前の1、2週間は比較的旅行者の流れが沈滞気味で(ウチだけ?)、ここのところゲストさんが少なめでしたのでようやく山歩きの時間が取れました。山へ行くのもずいぶん久しぶりで、以前から情報のアップデートをしなきゃなと感じていたこともあり、2日連続で行ってきました。

まあ今回は基本的に普通のコースを歩きましたが、それなりに新しい、というか使えそうな発見もありつつ…。


烏帽子岳は雨の後の日などはまず十中八九滑るような箇所があったのですが、今は階段を作って歩きやすく整備されてました。



一段飛ばしで登るには歩幅が長過ぎて大変で、一段一段登るにはチョコマカ過ぎて大変な杵島岳の階段。



仙酔尾根、通称バカ尾根はかなり急勾配ですのでそのつもりで。


いつもゲストさんにはお伝えするのですが、阿蘇は山歩きが楽しいです。火口見るだけで行ってしまうなんてもったいない。阿蘇ベースではいろいろ山歩き情報ご案内します。



2013年4月23日火曜日

ASO CYCLE&CLIMING BASE CLAMP

阿蘇ベースから車で10分ほどの隣町の内牧に阿蘇ネイチャーランドさんプレゼンツのクライミング施設がオープンしました↓。

http://aso.ne.jp/clamp/

先日のことですが、買い物の時ばったり会ったネイチャーランドS社長に今度プレオープンの無料体験会を開催するのでどうですかと言われたので、折角ですから行って体験させていただきました。

酒造の倉庫を改装したという、全天候型の広々として大変立派な施設です。



私も早速挑戦してみます。難易度の低いところからまあ、ひょいひょいひょいと登ります。3本位、一番高い所にあるホールドまで掴んでは、ぱっと飛び降りました。『オレってなかなかやるじゃない。たのしーっ。』ってなもんです。そしてさて難易度の高いところを挑戦してみようかなという前に、インストラクターの方にちょっとお話を伺ってみると、どうやらホールドは色によって区別されていて、登るときは同じ色のホールドしか使ってはいけないことが判明。なるほど、そういうことですか。ではそのように再度同じところをトライしてみましょう。エイッ、あ、落ちた。なるほど、結構難しい。というより、この時私の指、すでに限界(早っ)。


普段掃除しかしていないので掃除に使う筋肉だけがゆるゆると鍛えられている程度の私は、言うまでもなく指先で掴んでぶら下がるような筋肉は普段全く使っておらず、僅か登り3本で指が若干ふるふるしてしまいました。今度挑戦するときは難易度やや高めのところからだなと心に決めたのでした…。


というわけで、私のようなちょっとやってみようかなという運動不足気味の初心者の方は初めの2,3本が勝負だと思いますのでそのつもりで。もちろん何度も通ううちに筋肉も鍛えられるし、技術も向上するでしょうから是非何度も通ってみてください。




2013年4月18日木曜日

納豆をレンジであたためないでください。


納豆を食べはじめてはや30数年になるかと思いますが、納豆を電子レンジで温めたことなど今まで一度もありませんでした。先日あるドイツの納豆好きご夫婦が何故か納豆はあたためるものと思っていたようで、納豆を電子レンジで温めて、ご飯にかけるでもなく、醤油をかけるでもなく食べていました。なかなかこういう新しい発想は日本人からは出ないものです。

これは皆さんもぜひお試しください。


レンジで温めるとよく足の臭いなどに例えられる納豆本来の独特の臭みが最大限に引き出され、納豆好きにはたまらないと思います。

その後も電子レンジのドアを開く度に、『もわっ』っと目に染みるような納豆臭が染みつきますので、納豆好きの方は電子レンジのドアを開けるだけでご飯三杯いけるかもしれません。

私も納豆はちょくちょく食べますがそこまでの納豆好きではないので、“納豆をレンジであたためないでください。”という注意書きがパッケージに英語で書いてないじゃないかというクレーム電話を納豆メーカーにかけるところでした。

今後納豆を外国人に説明するときはこのように言うことにします…。

『It's fermented STICKY STINKY soybeans. NEVER EVER heat in a microwave.



注). 阿蘇ベーススタッフは掃除のプロでありますので何とか臭いを消すことに成功しました。ご安心ください。納豆好きの方には申し訳ありません。

2013年4月14日日曜日

火渡り。

昨日は阿蘇ベースから歩いて5分ほどの西巌殿寺で毎年恒例、一年間の無病息災を願うの火渡りの荒行が行われました。




なかなか見応えがあり、一般の人も参加というか挑戦も出来て、また年に一度の行事ですのでウチに泊まった海外のゲストさんたちにも若干強めにお勧めしたのですが、晴天に恵まれたこともあり、半数以上は山登りに行ってしまいました。




まあ旅行者としては限られた阿蘇滞在日数ですので仕方ないですが惜しいです。


それでもなかには乗る電車を遅らせてまで行ったゲストさんもおられまして、火渡りにも果敢に挑戦し、日本の風変わりな行事に大変満足されたようでした。


私は今回留守番でしたので、今年の健康は(神仏頼みでなく)自らの行いにかかっていることを肝に銘じてほどほどに節制していこうと思います。




2013年4月8日月曜日

特別な、特別な旅。

去る土曜日の晩、阿蘇ベースでは翌日の『旅する蚤の市in阿蘇』に出店されるリピーターさんや、正月にお友達と宿泊された英語の先生が今度はご両親を連れて来てくれたり、熊本のご夫妻リピーターさんが突然泊まりに来てくれたり、満室まではいかないまでもほぼ満室の賑わいを見せてくれました。そのゲストさんの一組で特別な、特別な(2回言う程)、旅行をされているご家族がご宿泊されましたので、是非ご紹介させてください。



私は初めおばあさんと息子さんご夫婦、お孫さんだとあまり深く考えずに勝手に思っていたのですが、後におばあさんとお孫さんご夫婦、ひ孫さんだと判明。ご一行の国籍は阿蘇ベースでも珍しいブラジルです。


少しお話を伺ってみると、おばあさんは実は戦前の日本人のブラジル移民で今回なんと80年ぶりの帰国だそうです。


80年…。私は耳を疑いましたね。

おばあさんは現在88歳、7歳の時に家族でブラジルに移住したそうです。その後今回まで一度も、一度も(また2回言います)祖国の土を踏んだことはありませんでした。ご自分では「日本語はもう忘れましたよ。」とは仰ってましたがそんなことは無く、不自由なく会話ができました。出身が熊本、小国で今回は子供のころに通った小学校を訪ねたり(校舎は変わったと思いますが、場所は同じところにあるようです)、血縁関係のある方がいないか探してみたりするそうです。



上の写真はお姉さんの卒業証書。


あまり詳しいお話までは聞けなかったですが、大変なご苦労もあったようです。日本の親戚、友人にいくら手紙を書いても返事が無かったのは、農場の雇い主が日本に帰らせないように手紙を全部焼いてしまったから、だとか…。

祖国である日本のことは常に胸の中にあったでしょう。今回お孫さんがそんなおばあさんの為に、おそらく最初で最後の祖国への旅をプレゼントされたのでした。



ふるさとは遠きにありて思ふもの…


80年という途方もない年月の重み、望郷の念を想い、強く胸を打たれました。




出発の日は季節外れの雪が降りました。「雪を見るのも80年ぶりですよ。」とおばあさん。阿蘇の神様の粋な計らいに違いない、と思ったのでした…。

2013年4月4日木曜日

ワイルドな私。

3月の後半から4月の頭にかけて例年を上回るゲストさんの入りでうれしいやら忙しいやらだったのですが、一方で私の体調的にはなかなか芳しくないものがありました。体調がよくないとかいうと心配される方が5、6人はいてくれるのではないかと期待してしまいますが、心配は不要です。要するにいつもの、ただの花粉症です。

しかし何だか知らないですが今年のはいつもよりツライ。私だけでしょうか。目は痒いしとにかく鼻が詰まってゲストさんにいろいろ説明するにも、もとから通らない声なのにさらに聞き取りにくくなってしまったり、くしゃみで何度も『Bless you.』と言ってもらっちゃたり、何より口だけで息をするものですから寝ているときに舌がカラカラに乾いてしまってよく眠れないのがツライ。


で、最近ツライんですよーということを掃除を手伝ってくれるIさんに言ったら、彼女、鼻の中を洗浄するような治療をたまにするらしく、アノ病院でアレやってもらったらいいですよ、と薦められ少し心を動かされたのでした。


私は人間の自然治癒力というものを適度か過度に信奉していて、国民健康保険料をちょっと安くしてくれてもいいんじゃないかと思っているほど滅多なことでは病院に行きません。風邪をひいても病院に行かない俺ってワイルドだろぉ、などとココロのどこかでと思っているフシがあり、妻には「大人しく病院行けばいいのにガマンするのが好きなんだね。バカじゃない?」とかよく言われるのですが、今回は不本意ながら涙をのんで病院に行ってきてしまいました。


そして…



『な、なんじゃこりゃあぁ~!』

とうっかり口に出しそうになったほど、スースーに鼻が通ってしまいました。ホントに。


人間の自然治癒力には限界があるかもしれない、ということに気付かされた4月の午後でした。来年は鼻が詰まりだしたらサッサと病院に行こうと思います。ワイルドだろぉ(若干古)。

2013年3月30日土曜日

クリントさんに褒められる。

人間褒められるとうれしくなります。また、あまり褒めなさそうなひとに褒められるのはなおのことうれしいものです。おそらく想像するに、女性の方もジローラモさんに「キレイですね。」といわれるよりも、高倉健さんに「綺麗ですね。」と言われる方が、(どちらもうれしいにしても)割り増しでうれしいんじゃないんでしょうか。


留学中で日本語が大変上手な娘さんと、その娘さんを訪ねてきたお父さんと二人で旅行中のアメリカの父娘ゲストさん。娘さんとは違い、お父さんはあまり表情が豊富なタイプではなく、口数も少ない印象を受けます。阿蘇ベースに宿泊された二晩、夜はカウンターで独り日本酒をちびりちびりとやっていて、顔がよく似ているというわけではないのですが、背も高いしどことなくクリント・イーストウッドを彷彿させる方でした。

そのお父さんがツツツ、と受付に座っている私のところに来て言いました。

「ここは、いつからやっているんだ?(←英語です)。」

「あ、はい、2009年の冬からです。」

「そうか…。」

「はい。」

「ここは、俺が今まで泊まったホステルの中で一番いいな…。(This is probably the best hostel I have ever stayed at...)」

と抑制された渋い口調でポツリと仰って、またカウンターに戻りお酒をちびりちびりはじめました。

少し難しそうなタイプに見えたクリントさん(←仮名)にも気に入っていただいたようでとてもうれしく思い、また“クリントさん、ホステルも泊まるんだ。”とも思ったのでした。

とにかく、ホッとしました。

2013年3月28日木曜日

のんびりしてくれてありがとう。


5泊で予約のフランスのNさんカップル。

5泊も予約してくれる方は非常に稀なので、そのことをチェックイン時言ったらここで少しの間のんびりしたいとのこと。


例のフランスの1年後には同じ職場に戻れるシステム(そういう法律がフランスにはあるそうですね)で休職して3ヶ月目、全11ヵ月予定の長期旅行者さんでした。





のんびりする宿として阿蘇及び阿蘇ベースを選んでくれたこと大変光栄に思います。




阿蘇ベースは、このカテゴリーの宿としてはすこーーしだけ相場より高めなのですが、自信と、ちょっと気取った言い方になりますが誇りを持ってこの料金にしています。


ただし、ほとんどの方にとってダブルで6600円というのは、当然どうでもいいようなはした金でなく、弁当のヒライさんの素うどんに換算すると30杯以上、UFOに換算すると50個くらい、5泊もしようものなら250個分にもなるほどのお金です。そのことを常に肝に銘じてその重みを忘れないように日々ゲストさんをお迎えしています…。

…要約するとそのようなお話をある人気宿のオーナーさんから以前伺ったことがありまして、『ふーむ、流石だなぁー。言うのは簡単だけど、実際は誰にでもできることじゃあないぞ。オレも見習わなくっちゃなー』と大いに刺激を受けたことがありました。


まあその方は焼きそばに換算はしなかったですけどね…。

2013年3月23日土曜日

デリバリーはむつかしい。

外国人旅行者の多い宿で働いているので、よく英語がペラペラなんじゃないかと思われがちですがそんなことはありません。英語圏に数年住んだ経験もあるので、ある程度伝えたいことは伝えられますし(正しい英語か正しくない英語かは別として)、ちょっとしゃべっているのを聞いた人に英語出来ていいですねえなんて言われて少し気分がよくなったりすることもあることはあるのですが、実際のところ、これなんて言ったらいいんだろうと言葉に詰まることはしょっちゅうです(ひとつ言い訳をすると日本語で言葉に詰まることもしょっちゅうです)。


先日のことですが、あるオランダのゲストFさんに近くの食事処をひととおり説明してまして、最後に『出前もあるよ。』と軽く付け加えるつもりで、「We have delivery, also.」と言いました(ネイティブスピーカーはこんな言い方するものなのかわかりませんけど)。

オランダ人というと、オランダにはちゃんとオランダ語があるにもかかわらず、ブルース・リーがヌンチャクを扱うように自由自在に英語を操るほぼ英語ネイティブスピーカーと言ってもいいくらいの方たちですが、それを聞いたそのオランダのFさん、私の今までの人生で100万回くらいされたことのある、目を細めて必死に何かを思い出そうとするような表情でじいーっと覗き込むように私を見ました。


要するに「え、ワカンナイ。何て言ったんだろう?」という表情です。いつものことですが、『ああ、また(この表情を)食らったか…』と軽く凹みます。



続いて私は愚かなことに単語だけを繰り返し言いました。


「でりばりぃ。」

不発。りトライ


「でぃヴぁぅりぃ。」

また不発。もう、結構恥ずかしい。


仕方ないので敗北感に打ちひしがれつつ、たどたどしい説明を入れます。

あいめいくあふぉんこーる、あんどぜいるぶりんぐふーど…。

ここでFさん、

「Oh---! DELI-VERY!!!」

さすがフォータイムスチャンピオン、アーネスト・ホースト擁するオランダ人、パーフェクトなデリバリーの発音です。一生懸命その発音を真似てみましたが、言えば素材が違うというのか、カニとカニボコのようにどうあがいても決定的に違う何かがあります。



というわけで、デリバリーはなるべく避けて通りたい単語であります。

2013年3月20日水曜日

阿蘇神社火振り神事。

昨晩は阿蘇神社で火振り神事が行われました。
燃え盛る松明をグルングルン回して五穀豊穣を祈る(神様の結婚の儀式だそうです)、年に一度のユニークな体験型神事です。写真をいくつか…。













私は今年お留守番。帰って来た日本語のできるドイツのMさんにどうでしたかと聞くと、「タノシカッタ。デモ、チョットコワカッタ。」



2013年3月16日土曜日

ヘルパーさん募集(2013春)。


これからベストシーズンを迎える阿蘇、阿蘇ベースではヘルパーさんを募集します。

以前募集しましたが、募集要項が若干厳しかったでしょうか。私もキンタローのおかげで前田敦子だけは完全に覚えてしまったということもあり、例のAKBのくだりは適用除外することにしました。これで若干応募しやすくなったかと思います。


もう一度整理しますと、

・朝10:30より、1日3時間程度の主に清掃手伝いです。
・給料は出ません。宿泊費の対価としてお手伝いいただきます。
・5勤1休(休みの日は要相談)。
・10日以上働ける方。



やはり強調したいのは、阿蘇ベースでは英語他外国語のネイティブスピーカーまたはほぼネイティブスピーカーが、とにかく“まあ大概はいらっしゃる”環境ですので、英語の話し相手がいたらなあと思っている方や、これから海外に行ってみたいと思っているのに外国語で話しかけられると固まる(私も昔そうでした)から少しでも慣れたい方などには大変都合の良い環境だろうと思います。


まあそうでなくても阿蘇が何となく気になっている方、移住まで視野に入れている方などとにかくいちど短期間でも阿蘇に住んでみたい方は、阿蘇ベースでヘルパーをしながら阿蘇を体感してみるのもいいかもしれません。


ちなみにヘルパーさんには個室が支給されます↓。




じつはこれ納戸なんですが、ひとりで落ち着いて本を読んだり勉強なども出来る空間になっているかと思います。ドミトリーがよければそちらでも構いませんが、歴代ヘルパーさんはみんなこちらの部屋を選びました。

それでは興味のある方は以下の項目を記載してまずメールで(asobase@aso-backpackers.com)ご応募ください。お待ちしてまーす。

1.お名前
2.希望期間
3.年齢
4.電話番号
5.志望動機・自己紹介