2012年6月19日火曜日

コーべビーフ。



あるアメリカのゲストさんと。
「次はどこへ行くんですか?」
「神戸よ!コーべビーフを食べに行くの!」

また別のオーストラリアのゲストさん、
「あそこのスーパーで脂肪が細かく入った牛肉を見たんだけど、あれはコーべビーフなのか?」

少し前にたて続けにあったやりとりです。







欧米人の神戸ビーフに対する知名度はSUSHI、TENPURAの次に来るのではないかと思う程高いです。飛騨牛や米沢牛や松坂牛や豊後牛等々全国にブランド牛はありますが、“KOBE BEEF”の知名度がダントツに高いような気がします。

私は特に畜産業に詳しくもないので果たしてこれが神戸牛だけなのかは知りませんが、“牛にビールを飲ませて”、“毎日マッサージをしている”、ということを欧米の実に多くの方々が知っているようです。

私が昔アメリカに出張していた時よくテレビを見ていたのですが、神戸ビーフの話題や特集が放送されたことも一度や二度ではなかったと思います。

例えば私が『MAN VS. WILD』、『THE SIMPSONS』に続いて楽しみにしていた番組に『BIZARRE FOOD』(奇妙な食べ物)というのがありました。それはスキンヘッドのかわいらしい顔をした太ったおっさん(確か料理人だったと思う)が世界各国を訪ねてその国のいわゆるゲテモノ料理を食べまくるという番組でした。
もちろん日本にも来まして、もう忘れましたがカエルとか、何かの心臓を生で食べたりとか、日本のおっさんと焼き鳥食い競争なんかしてたと思います。その番組の終盤、何故かそのおっさん神戸へ行って神戸ビーフも食べていました。大変おいしそうで、実際間違いなくおいしいだろう神戸ビーフのステーキをおいしそうに食べているおっさんを見て、「おいおい、何してんねん!趣旨ちゃうやろ!」と思ったものです。

つまりそれほど神戸ビーフは欧米人のハートをわしづかみにしているのです。



うらやましい!と思うのです。阿蘇牛だって…。


やはり神戸ビーフの“ビールを飲ませる”というインパクトはかなり大きいものがありますので阿蘇でもこれに対抗して、例えば“ウイスキーをダブルで飲ませています!”とか“毎日温泉に入れています!”とか何かインパクトのあることをしてほしいところです。そうしたら阿蘇牛のブランドの価値が爆発的に上がって、火口を見るために、山歩きするために、温泉入るために、の+αとして“ASO BEEFを食べるために”海外からわんさかゲストさんが来るようになるんじゃないか…、などと淡い妄想をしている今日この頃です。

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