2012年5月26日土曜日

はく、目覚める。




10日くらい前でしたか、はくがみ゛ゃーおみ゛ゃーおとやけに興奮した声で呼んだのでドアを開けてみると、スズメを一羽口にくわえて持っていました。

どうも猫はとらえた獲物を持ち帰り飼い主に見せるという習性があるらしいということは小耳にはさんでおりましたので、その死にかけのスズメを見て(まだ息がありました)一瞬固まったものの、猫とはそういうもんなんだと自分を納得させました。


翌日か翌々日だったか、今度はカナリヤのような黄色い鳥を持ってきました。その数日後には再びスズメを持ち帰ってきました。

仕留めた鳥たちに軽くジャブをかますなどしているはくを見ると、昔テレビで見たシャチがまだ息のあるアザラシの子供を空中に放り投げたりして弄ぶ映像や、ライオン(かトラか忘れたが)の親がガゼル(だったか忘れたが)の子供を生殺しのまま子供達に狩りの訓練も兼ねて与えていたような、幾分残酷な映像を思い出します。


スポーツハンティングだとか釣りにおけるキャッチ&リリースなど、食べるつもりもないのにむやみやたらと生き物を傷つけることはやはり基本的には全く感心しないので、

「はくあのな、食べるつもりもないんだったらかわいそうだからもう獲ってくんのやめな。」とはくの目をしっかり見て言い聞かせました。


相変わらず猫の言いたいことはよく解りませんが、

「アイアイサー。もうこんなことは二度としません、マスター。」とは絶対に思っていないことだけはそのつぶらな瞳がはっきりと語っていました。






そして本日4羽目を仕留めてきました。

はく、完全に狩りに目覚めてしまいました…。

2012年5月18日金曜日

おっしゃるとおり。

「You are living in a VERY BEAUTIFUL area!!」

晴天の阿蘇山ハイキングから帰ってきて日焼けで顔が真っ赤になったカナダのNicolasさんが大満足顔で私に言いました。

You can say that again!(全くおっしゃる通りです!)というセンテンスはとっさに出なかったのですが、全くおっしゃる通りなんですよ。ちょっと車で通るだけでも大概バレるのですが、天気の良い日に山歩きなんかしたりすると更にはっきりバレてしまいますねえ。



人もうらやむような場所に住んでいることに日々感謝しています。




仙酔峡のミヤマキリシマは散り始めでした(昨日)。山の上のほうはそろそろ見頃なんじゃないかな…。


2012年5月13日日曜日

大発見?


「あの、あっ、あったんですよ!」

先日やや興奮気味に友人のYさんが訪ねてきました…。



阿蘇は古代より山岳信仰の一大霊場でした。火口西側一帯の古坊中と呼ばれる場所にはその昔多くのが建ち並び、今現在も何百年前のものと思われるの梵字の彫ってある碑人知れず立っています(古坊中のこの扱いはないよなぁ、とよくYさんとも話すのですが、ほんとつくづくそう思いますねえ。)

Yさんや私は山に行くと必ず、ちょっと怪しげな岩を見つけてはその表面を注意深く観察し、古代人の絵や文字、もしくは古坊中の時代の修験者などの残した絵、彫刻、梵字など何か彫られてないか探すのがすでに習慣になっていました。


そんなYさん、遂にある岩に“十字”“ブワーッ”“いっぱい”彫ってあったのを見つけた、とのこと。



えええっ!まじですか!?


彼はおそらく隠れキリシタンの十字じゃあないかと踏んでいるようでした。

というわけで場所を教えてもらって私もようやく時間を作って行ってきました…。









あ、なんかいる。

キツネじゃないし、タヌキちゃうよなあ。
 そーっと近づいてみます。
結構大きくてスカンクみたいに見えるけれど、阿蘇にはいないだろうし(いたら怖い)。


ズームのできないカメラですので10メートルぐらいには近づいたのですが。おそらくテンでしょう。


それはさておき、その問題の岩、Yさんによるとこの岩かこの岩だけど…、うーん、こ、これのことかなあ。確かに何か人為的に傷を付けたような跡があるけど、“十字が”、“ブワーッと”、“いっぱい”とは違うような…。



結局時間も時間だったのではっきり分からないまま下山し、翌日Yさんに写真を見せてコレのこと?と聞いてみると、「そうこれこれ!」とのこと。私自身はよくあるUFOやネッシーの写真のようにぼんやりとあいまいでなく、もっとはっきりくっきりとした十字架を期待していたので、うーん、のレバーを引いたような感じになってしまいました。


このなんだかよくわからない傷のような跡と隠れキリシタンを結び付けるとはさすがYさん、想像力が豊かだなとは思ったものの、私もどちらかというと慢性ムー脳人間(作家、高野秀行さんの造語)気味なので、もちろん全否定はしません。大発見である可能性もまだあります。なにしろYさんも私もそこらじゅうの怪しげな岩の表面をしげしげと見つめ続けて来た中で初めての人為的っぽい跡です。専門家の意見を聞きたいところですが、専門家の方など知りませんので、ご存じの方は連絡いただければありがたいです。

ちなみに場所はスミマセンが秘密です。Yさんをご紹介しますので、仲良くなって聞いてください。







2012年5月12日土曜日

合格おめでとう。

FC今治入団テスト合格おめでとう。ここからJを目指してがんばれー。将来やべっちFCに出るくらい上にあがってほしいですね。応援してまーす。


筋肉隆々。

笑顔の素敵なナイスカップル、ドイツのAndreasさんとLisaさん。





仙酔峡で泳いだ今年初めてのゲストさんです。その日は暑かったですけど、泳ぐには通常まだまだ気合いがいります。

仙酔峡から阿蘇ベースまではヒッチハイクで帰ってきましたし、次の日の黒川温泉デイトリップでは帰りのバス停で待っていたところ、どなたかが乗ってきなよ、と阿蘇駅まで送ってくれたそうです。親指をあげてヒッチハイクしようとしていたわけではなく、バスを待っていただけなのに車が停まってくれるなんて、いったいどういうことだろう?日本人はなんて親切なんだ、と大変喜んでおり、阿蘇での3泊の滞在をとても楽しまれているようでした。


アンドレアスさんはスリムですが胸板は厚いし腕はゴツゴツと筋肉質、リサさんもマドンナみたいでおふたりともかなり鍛えてるなとは秘かに思っていたのですが、帰り際にその秘密が判明しました。

彼らのHPです↓。Youtubeの映像などもありますので是非ご覧ください。


http://www.unartiq.de/




アクロバティックな曲芸を見せるパフォーマーさんでした。片手バランス倒立!そりゃー筋肉隆々なハズですね。

2012年5月10日木曜日

因果応報か。


今や何を買うにもインターネットの口コミをチェックされる方が多いと思います。宿泊施設しかり、多くの方は予約時に口コミを参考にされるのではないでしょうか。

大変ありがたいことに阿蘇ベースは開業以来、主に海外の予約サイトですがかなり高い評判をいただいており、Hostelworldというホステル予約では世界で一番使われるホステル予約サイトの中でも日本トップ集団のひとつである自負は持っております。



というおことわりを入れさせてもらいつつ、つい先日のこと。アマゾンでタイトルに惹かれ、『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』という本を注文してしまいました。それから何気なくホステルワールドの阿蘇ベースの口コミをチェックしてみると、かなり手厳しいご意見が投稿されていました。アメリカの方からです…。


“因果応報”“シンクロニシティ”とふたつの言葉がぐわんぐわんと私の頭の中を駆け巡りました…。




私達も、いやすべての宿泊施設で働くみなさんも宿泊してくださるすべてのゲストさんに満足して帰っていただきたい気持ちでいると思いますが、100人のゲストさんがいて100人全員にご満足いただくのはやはりとても難しいですね。一歩一歩精進していきます…。



…ちなみにその本はまだ届いてません。

2012年5月7日月曜日

back to normal

ゴールデンウィーク終わりました。期間中はたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。リピートしていただいた方々も多く、本当に大変ありがたく思っております。

5月4日などは日中も空いてないかと問い合わせの電話を何度も受けたものの、翌日には電話が鳴らなくなり、今日からはかなりのスカスカ状態と、エアーズロックを絵に描いてⅩ(縦)を宿泊者数、Y(横)が日にちのグラフにしたようなゴールデンウィークのイメージです。

しかしながらここで底になっていてはもったいないのが5月の阿蘇です。山肌は一気に緑色に変わっていきますし、仙酔峡のミヤマキリシマの見頃ももうすぐだと思います。まだ夏のように暑くもないこの時期が、天気さえよければハイキングやサイクリングにもってこいだと思いますので、休みぼけ気味のアタマをスッキリさせるためにも阿蘇に遊びに来てはいかがでしょうか。

そしてヘルパーのカイくんが旅立ちました。かなりの好青年でしたのでお別れの時は私も妻もウルルンとかなり寂しい気持ちになりました。テレビカメラが回っていたら泣いていたんじゃないかと思います。明日が入団テストなので是非合格してほしいですね。ガンバレよーっ!


ヘルパーさんは引き続き募集しています。チェック項目が厳しすぎたのか応募が今のところ一件もありませんが、まだ粘り強く募集していきます。私も山に行ったり自転車乗ったりしたいので、どなたかヘルプしてほしいところです。

2012年5月2日水曜日

ゴールデン“大混雑”ウィーク。

ゴールデンウィーク真っ最中です。阿蘇ベースも大変ありがたいことにここまで満室かそれ近くのにぎわいを見せており、5日まではそのにぎわいが続きます。ただキャンセルなどもちょこちょこありますし、少しなら空きのある日もございますのでまだ宿が見つかっていない方もHPや電話でご確認いただけたらと思います。

私達もすでに何件かのお問い合わせを不本意ながら満室の為にお断りしており、すでにいろいろなところで断られているのでしょう、「あのー、5月3日って、もう空いてないですよねぇ…。」などと初めから半ばあきらめ気味のお電話も多く、いわば“ゴールデンウィーク難民”ともいえる方々も発生しているようです。6日以降はスッカスカなのに…、と私達にとっても大変残念です。

道路は渋滞、宿は軒並み満室、観光地はイモを洗うような混雑、スペースマウンテンは数時間待ち(←知らないけど。)、ひっきりなしの迷子アナウンス、おとうさんはへとへと、おかあさんもぐったり(でもこどもたちは元気いっぱい)…。という脳内ゴールデンウィークイメージ映像が浮かびます。


もちろん私が会社で働いていた時は正月休みの後半頃になるとゴールデンウィークを待ちわびる気持ちが生まれていましたが、ゴールデンウィーク期間を外して休暇がもらえるならば、そっちのほうがよっぽどよかったです。

日本の会社で働く以上仕方ないですし反対意見もあるでしょうけど、個人的にはこのみんなでワッと一斉に休みましょう、がキライです(お楽しみのところ水をさすようで申し訳ないですが。)。交代で長期休暇が取れるように今後徐々にでも変わってくれればいいのに、と毎年この時期には必ず思います。