2011年9月5日月曜日

Risking death on a Japanese Volcano

CNNのウェブサイトをサラッと眺めていると『Risking death on a Japanese volcano (日本の火山で死の危険を冒す)』などという見出しがあったので気になってクリックしてみると、パッと米塚の写真が画面に出ました。阿蘇の記事でした。


http://www.cnngo.com/tokyo/visit/mount-aso-and-me-or-how-i-risked-death-japanese-volcano-668919?hpt=hp_mid


“世界の阿蘇”と常日頃から言ってますのでCNNの記事になったくらいで舞い上がったりはしませんが、平常時より若干鼻息が荒くなった可能性は否定できません。

記事の内容はというと、簡単な阿蘇の紹介と仙酔峡からの登山の様子が書かれてました。

読んでみた感想としては、まあとにかく大げさ、そしてビビりすぎ。記事のタイトルからして“How I risked death on a Japanese volcano(日本の火山で私はどのように死の危険を冒したか?)”ですし、阿蘇のことを“taker of life(命を獲るもの)”などとおどろおどろしく呼んだりして、「そりゃ言い過ぎってもんだぜお嬢ちゃん。」と窘めたくもなります。

おそらく冗談まじりで書いているのでしょうが、阿蘇のことを全く知らない人が読んだら「ほぉ~。阿蘇っちゅうのは危険なとこなんじゃのぉ~、じいさんや。」などと言われそうなくらいの書き方だと思います。


案の定、その記事のコメント欄には阿蘇に行ったことがある人が『バカ言っちゃーいけない。阿蘇なんて全然安全だぜ。』と文句を言ってたりしてます。

まあ確かに中岳高岳の登山は全く上、中級者向けという山ではないかもしれませんが、“extremely easy hike”などと言われると、ちょっと待てよと思います。カリスマスーパーモデルが歌がヘタだと文句言われても「あたしゃー、ソコで勝負してんぢゃないわよ。」と反論するのと同じように、「阿蘇は登山の難しさで勝負してんちゃうわい!」と言ってやりたくなります。火口を見て高岳まで登って「余裕すぎてつまんなかったぜ。」くらいの感想しか持てないような登山者なら、ウチ帰ってテレビでも見ながらヒンズースクワットの世界記録でも挑戦してろや思います。

しかし、『阿蘇の登山で一番の危険は観光バスに轢かれることだ。』などのコメントには反論が難しいです。『龍の口(と本文中で形容されている火口)から駐車場までたった300Mだぜ!』とか言われると、『いや100Mじゃい!』と自虐的なツッコミも頭に浮かびますし。

もうちょっと、こう、『太古からの信仰の対象である霊山』としてのアピール、及び方針でいってくれないものかなぁ、と個人的には思うのですが…。

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